シカゴ筋ポジションの確認(4/18時点)
(4月18日) (4月11日) (増減)
カナダドル ▲33252 ▲32344 ▲908
スイスフラン ▲13802 ▲10128 ▲3674
ポンド ▲99490 ▲105901 +6411
円 ▲30463 ▲34764 +4301
ユーロ ▲21649 ▲18956 ▲2693
NZドル ▲15006 ▲15153 +147
豪ドル 43262 45151 ▲1889
増減はマチマチで、大きなポジションシフトは見られません。
ドルのトレンドははっきりせず、動きにくい状況と言えるでしょうか。
100を巡る攻防、というよりは、ダラダラともたれ合うような推移が続いています。
米長期金利。
一時、2.16%と、2.2%を切る低さにまで落ちましたが、現在は2.24%。
2.3%のサポートラインを切ったことで、センチメントが一段下がった、ということは言えそうです。
CMEの金利先物市場では、12月末の金利が1.17%で取引されていますが、これは2週間前よりも0.1%ほど低い水準。
年内に2回以上の利上げを予想する割合は43%となり、これは1ヶ月前の54%から11%減少。
金利・債券市場は、トランプ期待相場の水準を切り下げて、やや警戒モードに入りつつあると言えそうです。
DOWです。
NASDAQは、最高値更新です。
実績PERは26倍と表示されています(WSJ)。
全般的に見て、債券・金利市場はトランプ相場への期待感を半分くらいに減じた印象ですが、株式市場の方は業種次第と見ているようで、消費やIT分野に関しては、依然として強気維持のように感じられます。
日本株に関しては、大きく出遅れているという印象がありますが、直近半年間のDOWとの比較チャートを見ると、差が出ているのはこの1ヶ月くらいのことです。
ドル高の失速、北朝鮮リスク、欧州政治リスクなどによって上値が抑制されているという理解かと思いますが、特に北朝鮮リスクに関しては、実際に戦闘状態に入る可能性は非常に低いと思われるものの、米朝のチキンレースとなっている以上、テールリスクとしては意識せざるを得ないのが投資家心理の実相かと思われます。
仮に何らかの有事となった場合、日本の主要都市が吹き飛ぶような惨事であれば円安ですが、限定的な軍事行動の場合には、ほぼ間違いなく円高株安反応となるので、現状でリスクポジションを取ることには限界があります。
大国の理性的な政治力によって、北朝鮮リスクがコントロールされることを願っています。
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