シカゴ筋ポジションの確認(5/9時点)
(5月9日) (5月2日) (増減)
カナダドル ▲86215 ▲47704 ▲38511
スイスフラン ▲15196 ▲17708 +2512
ポンド ▲46798 ▲81364 +34566
円 ▲36307 ▲30483 ▲5824
ユーロ 22399 ▲1653 +24052
NZドル ▲10786 ▲11970 +1184
豪ドル 25784 42675 ▲16891
ユーロのネットポジションがプラスに転じましたが、これは2014年4月以来で、3年振りです。
ポンドの売りも大きく減少。
カナダドルや豪ドルは大きくマイナス。
欧州通貨の弱気が減る一方で、資源国通貨には売りが増えているという傾向が見られます。
ドルインデックスです。
先週の98台よりは若干持ち直してはいるものの、1月のピークからは下げトレンドにあるものと見られます。
米長期金利。
2.3%は維持していますが、FRBの姿勢に変化があれば、再び2.3%割れもありそうな、不安定な印象を受けます。
金利に関して気になった記事は、中国の逆イールド。
「Is A Chinese Recession Imminent? Yield Curve Inverts For First Time Ever」
5年が3.71%、10年が3.68%と逆転。
中国は人民元安対策で為替を規制したため、ひとまず資本逃避は止まったように見えますが、一方で国内がジャブジャブになって不動産等が再びバブル化し、かつシャドーバンキング規制が厳しくなり、債券市場が混乱しているとの見方があります。
資源国通貨が弱いというのは、中国関連が弱いというのと同義です。
特に悪い決算ではなかった三井物産や三菱商事も売られています。
CMEの金利先物市場では、12月が1.225%と、現状よりも0.315%上の水準。
(0.315-0.25)÷0.25%で計算すると、年内2回利上げ可能性は26%です。
現実の株式市場では、台湾加権指数が初めて1万を超えたことが象徴するように、半導体・IT関連が好調ではあるものの、全体が強いというわけでは無く、結果としてDOWとNASDAQにはかなりの乖離が発生しています。
日経平均は、GW明けから勢いがあったので、軽く2万円を付けるかと思いましたが、意外にもその手前で苦戦。
2万円超えたら売るつもり、という人が多いのかと思われます。
株式に関しては、少しずつ利確しながら、次のチャンスへの資金を確保していく局面かと思います。
VIX指数は10前後と、気味が悪いくらいの低位安定ですが、ブラックスワンへの準備が全く出来ていないということでもあります。
VIXの現状は、2007年と似ているとの指摘もあります。
ビットコインは1800$到達後、急騰の反動で調整局面となっていますが、今回の急騰劇はむしろ、長期的な強気姿勢を確認させる役割を果たしたように感じられます。
仮想通貨の行く末を見守るには、まだまだ年単位での時間が必要です。
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