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June 03, 2017

シカゴ筋ポジションの確認(5/30時点)

     (5月30日)   (5月23日) (増減)
カナダドル ▲98187   ▲99109  +922
スイスフラン ▲18512  ▲19785  +1273
ポンド   ▲29651   ▲23867  ▲5784
円    ▲52275    ▲51656  ▲619
ユーロ  72869      64845  +8024
NZドル ▲5539     ▲9217  +3678
豪ドル  3067      2635    +432

あまり大きな動きは見られませんが、全体的には増減プラスが多く、ドル弱気がやや優勢のようです。

この1週間のドルインデックスです。
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雇用統計が発表された金曜日に一段と売られました。

雇用統計の概要は、
雇用者数が13.8万人増と市場予想の18.2万人増を下回り、前月の21.1万人増は17.4万人増に下方修正。
失業率は4.3%と前月の4.4%よりも改善し、景気後退以前どころか2001年5月以来の水準。
平均時給は前月比0.2%上昇の26.22ドルと市場予想並みでしたが、前年比は+2.5%と期待された2.6%に届かず。
労働参加率は62.7%と、前月の62.9%から低下して年初来で最低。
フルタイムとパートタイムの増減数では、フルタイムが36.7万人減、パートタイムは13.3万人増。

労働参加率の低下もあって失業率は改善しましたが、賃金はあまり上がっておらず、全体としては冴えない結果と受け止められたようです。
要するに、仕事はあるけど安い、ということでしょうか。

米長期金利は2.16%まで低下。
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チャートを見る限り、ずるずる2%まで下がってしまいそうにさえ見えます。

株式は上昇。
週間上昇率は、DOW+0.6%、SP500+0.9%、NASDAQ+1.5%と依然IT有利です。

CMEの金利先物市場では、今月の利上げがほぼ織り込まれており、利上げ確率は88%と表示されていますが、更にもう1回利上げ出来るかどうかは、前述の長期金利の動向を見ても不透明です。

取引されている12月金利は1.25%ですので、現状よりも0.34%高。
0.25%上昇した後の残りは0.09%ですから、0.25%に対する割合は36%です。

そもそもリーマンショック以降、複雑骨折した金融市場を治癒するため、中央銀行は異例の金融緩和策を採用し、市場は低金利を養分に立ち直ってきました。

本来の金利より安ければ当然に株は買いですから、悪いニュースは良いニュース。
FRBはそうした金融相場に別れを告げようとし、金利正常化に舵を切りましたが、最近の市場は債券高と株高が共存。

トランプ効果で業績相場に戻るかに見えた市場は、相変わらずの金融相場となって再度の緩和を催促している(?)のか、それとも楽観過ぎる株式相場が間違っており、どこかで株安になって債券市場に歩み寄るのか。
そうした議論が始まっています。

株に不安があるからこそ保険のために債券も同時に買わざるを得ない、といった首を傾げる意見さえあります。

多少金利を上げたところで、金あまり現象に変わりは無いから株も債券も買うのだとしたら、やはり中央銀行のバランスシートの縮小が必要なのかもしれませんが、それは市場の痛みを伴い、雇用にマイナスの可能性がありそうです。

日経平均は2万円を超え、私もまだ結構な量の日米株式を保有していますが、「腐りかけが一番甘い」という言葉もあるので、常に用心したいところです。

ビットコインのチャートです。
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急激な上昇の反動によって、一時1800$まで急落しましたが、現在は2400$以上に戻っており、中長期的な上昇トレンドは維持されているように見えます。

ビットコインは依然として分裂の危険性を孕んでおり、予断は許しませんが、ここまで普及・認知されたものを無駄にはしない知恵が働くだろうという見込みが相場を支えています。

実際のところ、ビットコインの最大のアドバンテージは支援者・協力者の多さであり、既に一部では現実のショッピングに使用されている実績が生き残りをサポートするだろうと考えられているようです。

ちなみに、いわゆるジャパンプレミアムは消えました。
2500$で27万円は、ほぼ現実の為替相場どおりですから、日本人の熱狂的な買いが相場を主導したステージは収束したものと推測されます。

ビットコイン以外の仮想通貨も大きく上昇し、仮想通貨全体に占めるビットコインの存在感は低下しました。
今や目移りするくらい多数の仮想通貨が取引可能ですが、個人的にはビットコイン、イーサリアム、ライトコインが有望であると考えており、それ以外は避けています。

また、この主要3通貨であってもリスクは大きく、全損も覚悟の投資姿勢が望まれることは変わっていないと考えています。

仮想通貨への懐疑の声が大きければ大きいほど、それは成功した場合のリターンが大きいことを示していますが、それはあくまで成功した場合の話であり、反対側にはゼロがあるものと考えるべきです。

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