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June 10, 2017

シカゴ筋ポジションの確認(6/6時点)

      (6月6日)  (5月30日) (増減)
カナダドル ▲94501   ▲98187 +3686
スイスフラン ▲16555  ▲18512 +1957
ポンド    ▲36716   ▲29651 ▲7065
円      ▲55027   ▲52275 ▲2752
ユーロ    74009    72869  +1140
NZドル   ▲1785   ▲5539  +3754
豪ドル    ▲114     3067  ▲3181

増減はマチマチ、かつ5桁の動きは無し。
特段の方向感は見えません。

ドルインデックスは今年のピークから6%近くも下落し、流石に下げ止まりのような雰囲気です。
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ドル円は今週、一時109円台にまで円高になりましたが、週末には110円台に戻って終了。
英選挙、ECB、コミー証言などへの警戒感があったのかもしれませんが、DOWが新高値を付けるなど、依然として株式市場が強いことが更なる円高を食い止めている様子です。

但し、これまで無敵だったハイテク銘柄にも変調の兆しがあり、一部ではフラッシュクラッシュが発生。
例えばアマゾンは一時10%急落し、大きな下髭を形成しました。
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チャートでは上昇基調が崩れていないとも解されますが、相場が癇癪を起こしやすくなっていることには注意が必要かと思います。

米長期金利の1ヶ月です。
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直近は反発しており、相場は極端なリスクオフ心理にはなっていないように見えます。

CMEの金利先物市場では、今月の利上げが90%織り込まれていますが、年末までに再度の利上げが実施される見込みは40%程度の予想。
結局のところ、年内あと2回の利上げが出来るかどうかは株価次第と思われます。

注目された英総選挙は、当初の予想から一転して保守党が大苦戦。
12議席減らして過半数割れし、連立による政権維持を目指す展開となりました。

一時はガタガタになっていた労働党は思わぬオウンゴールによって党勢を盛り返し、32議席増。
とはいえ、まだ保守党には60議席もビハインドであり、ただ混乱を深めるだけの選挙前倒しとなりました。

この選挙結果は、1年前はBrexitを支持した「忘れられた層」が、今回は保守党への批判票となって労働党に流れたためと分析されています。

「移民に仕事を奪われた、俺に金を配れ」といった労働者階級や仕事に就けない若年層です。
労働党に投票したある有権者は、「自分の足にピストルの弾を撃ち込んだようなもの」と苦しげに語っています。

スコットランド民族党は、54議席→35議席と圧敗。

国民の関心は、民族独立とかEU離脱などの政治的選択から離れて目の前の生活に移り、金を配ってくれそうなマニフェストに心を奪われたポピュリズム的結果とも言えそうです。

世界を大きく見れば、格差は縮小しています。
中国、インドでは富裕層や中産階級が増え、日本にはベトナムやインドネシアからも旅行者がやってくる時代になりました。

格差是正が世界規模では成功する一方、先行者利得によって比較リッチな暮らしをしていた先進国の一部では、新興国の追い上げに負けた人々が脱落。

彼らは政治家へ救済を求め、財政は際限なく拡大する傾向が強まり、政府は輸出競争力確保のために通貨安を目指します。

そのため、通貨安をヘッジしたい「持てる層」は仮想通貨によって資産保持を図る、と話は繋がっていきます。

ビットコインは30万円を突破、時価総額2位のイーサリアムは3万円を超えるなど、相変わらず仮想通貨には多くの新規資金が流入しています。

ビットコインに関しては、8月1日にUASF(User-Activated Soft Fork)が成功するかどうか、ビットコインの将来を占う上で最大の試金石とも言えるイベントが待っています。

『UASFがわからない人向けに説明すると、UASFとは、マイナー主導ではなく、ユーザー主導でソフトフォークをアクティベートしよう、という試みになります。これは、現状におけるビットコイン・ブロックチェーンのトランザクション逼迫状況の悪化、Segwitアクティベーションの可能性が限りなく低いことを受け、それでもマイナーが歩み寄らないことに対する、ユーザーや開発者による革命行為とも捉えることができます。』(「8月1日にUASFが実行されると、ビットコインに何が起こるのか」からの引用)

そもそもビットコインが生き残っていくには、小規模な修正(ソフトフォーク)が避けられませんが、それがマイナー(採掘者)の反対で実施されない場合には、他のステイクホルダーの合意形成によってソフトフォークを実行させようという試みになります。

マイナーは寡占状態にあり、自分たちのコストが上昇するような修正には反対するため、全体の利益が損なわれやすいという事態を、ユーザー中心の勢力で全体最適解に誘導できるかどうかの戦いでもあります。

成功すれば、ビットコインの設計上の問題点に一つの解決策を提示できたという意味で大きな朗報となるでしょうが、上手く行かなければビットコインは分裂し、その信頼度・安定度に大きな傷が付く可能性も想定されます。

ビットコイナーに取っては超ビッグイベントであり、Xデーが接近するにつれて一般社会の関心も高まっていくのではないかと思われます。

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