シカゴ筋ポジションの確認(6/27時点)
(6月27日) (6月20日) (増減)
カナダドル ▲49495 ▲82881 +33386
スイスフラン ▲4669 ▲2982 ▲1687
ポンド ▲39133 ▲37604 ▲1529
円 ▲61350 ▲49959 ▲11391
ユーロ 58695 44852 +13843
NZドル 25233 21455 +3778
豪ドル 19749 15033 +4716
今週はユーロの上昇が目立ちました。
この1週間で、1.11台→1.14台へ。
逆に言えばドルが更に売られた訳で、ドルインデックスは、昨年大統領選直前11月7日の97.8さえ大きく割り込んで、95.6。
米10年金利は先週の2.14→2.30%と大きく上昇したものの、ドイツの長期金利も0.26%→0.47%へとジャンプし、金利差はユーロ有利の方向性にシフト。
私はドルの反発を期待してユーロ/ドルのショートポジションを取っていたので、あっという間にポジションクローズとなりました。
ECBもBOEもカナダも、FRBに続けと言わんばかりに反緩和的発言が続き、まるで「早く正常化を言わないと間に合わないぞ」と、日銀だけがいないところで申し合わせがされた(?)かのようにさえ感じられます。
結果的に、円が取り残されて独歩安ではないか、という気運がポジションに反映されているように見えます。
当然、クロス円の売りは好調。
ドル/円は弱いもの比べですが、先週の111円台→112円台と堅調に推移しました。
部分的には、円キャリートレード的なリスクオン相場のパターンではあります。
NY株式市場は、DOWが週間で▲0.2%、NASDAQは▲2%。
注意すべきは、市場を牽引している少数のIT系銘柄だと思いますが、アマゾン▲3.6%、GOOGLE▲5.9%、Facebook▲2.7%、Netflix▲5.5%。
ちなみにグーグルのチャートです。
アノマリー的には、来年2月任期切れのイエレンが一度も金融危機の試練を受けないのはおかしくないか、という市場の声があるようで、大体において危機の発生は夏から秋に集中します。
ビットコインに関しては、相変わらずスケーラビリティ問題への対応を巡って関係者のスタンスが分かれており、分裂の可能性が指摘される状況は変わっていません。
最新の状況としては、ブロックサイズ拡大を目指すSegWit2xのβ版がリリースされたようです。
SegWit2xの目的は、仮にUASF(ユーザー主導ソフトフォーク)が勝っても、マイナーがSegwit2xを採用すれば30日後にHF(ハードフォーク)が起こるようにすることなので、依然として穏便なSegWit支持=UASF派と、SegWitに擦り寄ったように見せて実はHFを起こしたい中国系マイナーとの対立が内在するリスキーな状態と言えそうです。
市民革命でSegWitか、ブルジョワマイナーがパワーで支配してブロックサイズ拡大か、はたまた分裂か。
こうした不透明さを反映し、暗号通貨全体が軟調な傾向となっているように思われます。
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