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July 22, 2017

シカゴ筋ポジションの確認(7/18時点)

      (7月18日) (7月11日)(増減)
カナダドル  8043    ▲8601 +16644
スイスフラン ▲3667    208  ▲3875
ポンド   ▲16473   ▲24138 +7665
円     ▲126919 ▲112125 ▲14794
ユーロ    91321    83788 +7533
NZドル   35981    31905  +4076
豪ドル    51356   36806  +14550

ポジションを見ると、ドル安かつ円安期待が主流です。
個人的には、どこかでドルが反発するのではないかと思って見ていましたが、市場の焦点は、どこまでドル安が続くのか、に移ってきたように思われます。

ドルインデックスは94を割って93.97。

ドル安=ユーロ高ですが、ユーロ/ドルの長期チャートです。

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ざっくり言うと、1.40→1.05→1.16で、下げの3分の1戻し。

ECBドラギ総裁の巧みな話術とFRBの利上げ姿勢によってユーロは持続的に下げて来ましたが、これまで壁だった1.15を越えたユーロは更に上がっていくのでしょうか。

ちなみに、OECDが試算するユーロドルの購買力平価は1.3前後なので、理屈だけで言えばまだドルは高いとも言えます。

また、FRBが試算している貿易加重指数でも、相場が過熱する前の2004年水準よりドル高です。
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但し、既にユーロロングポジションの水準が、あの2007年に匹敵するほど高いのは、大いに気になります。
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通常、株式市場が堅調の際のドル安局面では、「ドルは安い、更に円は安い」という現象が現れます。

円は調達通貨ですから、円で借りて海外で運用する人が多ければ円安になるというメカニズムですが、今週のドル円は、112.5円→111.1円と1円以上の円高。

それだけドル安の勢いが強いということなのか、一部では逆流が起こっていると見るべきなのか。

ユーロ円で円キャリーという選択をした人は、してやったりの気分なのかもしれません。

アメリカの長期金利です。

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直近1週間では、2.33→2.23%と下落し、ドル安を後押ししました。

CMEの金利先物市場では、12月の金利が1.225%で取引されており、これは現状よりも0.065%だけ高い水準。
年内利上げ確率は、2週間前の45%→41%→36%と、段々下がっています。

ドル安になれば、ドルで表示される資産価格は全て押し上げられる力が働くので、株式市場は堅調。
特にNASDAQは高値更新です。

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暗号通貨に関しては大きな動きがあり、8月1日にユーザー主導でSegwitを実行しようとしたBIP148に先んじて、同じくSegwit実行を内包したBIP91がロックイン。
(BIPとはBitcoin Improvement Proposalsの略で、提案番号のようなもの)

このまま行けば、明日23日(日)19時前後に実際のプログラムが動くスケジュールのようで、日本仮想通貨事業者協会は、ビットコインの入出金を23日に停止すると発表しています。

Segwitイエスかノーかで8月1日に分岐が起こる可能性は大きく後退し、ビットコイン価格は先週の2200$→2600$台へと大きく上昇しました。

これによって、いわゆるスケーラビリティ問題は平和的に大きく前進したという見方が出来る一方、風雲児ジーハン率いる大手マイナーのBitmainが、ビットコインキャッシュ(BCC)を作ってビットコイン陣営から離脱するという宣言もされています。

また、BIP91は、Segwit有効化の後でブロックサイズの拡大を予定しているところがポイントでもあり、リスクでもあります。

事態は依然として流動的ですが、今後注目されるのは、8月1日のBTC Cashの動向、8月中旬のSegwitのアクティベート、そして11月中旬の2Mハードフォークという3点に集約されるかと思います。

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