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September 16, 2017

シカゴ筋ポジションの確認(9/12時点)

         (9月12日) (9月5日) (増減)
カナダドル   50499     53644  ▲3145
スイスフラン  ▲1314    ▲2171  +857
ポンド     ▲46085   ▲52927  +6842
円       ▲57297   ▲72945  +15648
ユーロ     86058    96309   ▲10251
NZドル    12350    14723    ▲2373
豪ドル     63033    64904   ▲1871

増減はマチマチ。
円ショートもユーロロングも減っているので、ややポジション調整気味には見えますが、明確な方向性は読み取れません。

現実の為替市場では、イングランド銀行による利上げが近いとの発言で、ポンドが先週の142円→150円と殺人的に急伸。
連れてドル円も、107円台→110円80銭へと円安シフト。
他市場を、リスクオンへと牽引するような動きを見せました。

ドルはポンドに対しては大きく売られたものの、ユーロに対しては小動きであり、ドルインデックスは、先週の91.3→91.8と、比較的小幅な上昇にとどまっています。

米長期金利は、2.05%→2.2%まで上昇。
英国の金利上昇に刺激を受けたことと、長期債買われすぎの反動かと思われます。

ちなみに英国10年金利です。
Eng10ykinnh45
ポンドとか英国債の市場は、よっぽどスカスカなんでしょうか。

CMEの金利先物市場では、年内利上げ確率が、先週の31%→52%まで上昇。

来週20日のFOMCでタカ派的な姿勢が示されれば、更に米国金利は上昇しそうなムードがあります。
但し、FRBが重視するPCE物価指数は、前年比1.4%と目標の2%を下回っていますから、利上げすることとの整合性をどう説明するかという課題はあります。

株式市場は好調で、DOWとNASDAQ、共に楽観しています。
Dow225

Nasdaq0952

普通、FRBの利上げが続くと株式は警戒するものですが、金利の上昇はリスク選好を促すという点もあり、VIX指数を見ても、金利上昇を危険なサインとは見なしていないようです。

暗号通貨市場では、大きなコレクションが発生しました。

ビットコインの円建てチャートです。
Btc09155

一時は、直近高値の約半分である30万円に接近。
現在はリバウンドして42万円前後です。

元々、ビットコインキャッシュ派生後、ビットコインが急上昇していたことへの警戒感が、中国の規制強化で一気に吹き出した感があります。

中国の規制は、依然として全貌が見えないものの、北京当局による取引所閉鎖命令は確認されており、おそらく国内全取引所が今月末を目処に、会員への返金を行った上で業務を終了することになりそうです。

これは、秋の共産党大会へ向けての、さらなる人民元流出規制なのか、北朝鮮がマイニングを始めて中国国内で換金していることへの対抗策なのか、極めて不透明であり、当局の真意は計りかねています。

但し、中国でのマイニング活動については現状で何も動きがないところを見ると、今後取引所ライセンスの在り方などを見直した上で、取引所が再開される可能性もゼロではないように感じられます。

いずれにせよ、秋の共産党人事および北朝鮮の動向などを睨み、統合的な暗号通貨対応を構築するための「一時凍結命令」的な要素が大きいのではないかと個人的には思います。

今回の件で、暗号通貨は金融の非中央集権化を目指す壮大な社会実験であり、通貨管理権を絶対に手放さないであろう国家との折り合いの付け方が非常に重要な要素であることが、あらためて顕わになりました。

簡単に言うと、目立ちすぎて国家に嫉妬されれば消える、ということです。

しかしながら、今のゴールドくらいの位置を占め、世界中で使える「suica」のような存在であれば、それは既存権力も妥協する可能性があり、起こり得る未来と考えられます。

いまだ国家と社会に認知されるかどうか結論の出ていない暗号通貨に関しては、やはりゼロヒャクの世界と割り切り、リスク管理を徹底した投資姿勢が望まれます。

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