シカゴ筋ポジションの確認(10/3時点)
(10月3日) (9月26日) (増減)
カナダドル 75128 74605 +523
スイスフラン ▲3293 ▲1862 ▲1431
ポンド 19949 5054 +14895
円 ▲84643 ▲71347 ▲13296
ユーロ 90833 88167 +2666
NZドル 8118 8053 +65
豪ドル 71812 77194 ▲5382
あまり目立った動きの通貨ペアはありません。
ドルインデックスは、先週の93.1→93.8とドル高方向。
年初からのチャートを見ると、先月あたりから反発に転じていると見るのが妥当かと思いますが、その持続性については良く分かりません。
9月雇用統計は、ハリケーンの影響によって雇用者数は3万3000人の減少と、7年振りのマイナスでしたが、失業率は0.2%ポイント改善して4.2%。
また、賃金は前年比2.9%増と、8月の2.7%増を上回って16年12月以来の大幅なプラス。
雇用者数減少を一時的な現象と見るなら、悪くは無い結果でした。
米長期金利は、先週の2.33%→2.36%と上昇。
ドル買いをサポートしています。
12月の利上げ確率は、先週の71%→88%まで上昇しており、すっかり織り込まれたと言って良さそうです。
株式市場は、12月の利上げが織り込まれたことから、逆に「当面は怖いものなしの良いとこ取り相場」となり、DOWもNASDAQも高値更新です。(グラフはDOW)
世界中の株価が上昇トレンドとなる中、比較的割高感の薄い日経平均にも外人マネーの流入が見られたようで、こちらも5日続伸して今年の高値を更新中です。
下図は、日経平均とドル円の相関ですが、最近は為替が円安で無くても株は上がるんだ、ということになってきました。
言い換えれば、為替が出遅れているのか、あるいは金利や為替市場を無視して株だけ楽観相場に興じている、ということになりそうですが、株式市場が本格的に崩れる兆候が見えないため、押し目を買う動きが相場の調整を拒否しています。
リーマンショックから9年。
ここまでの継続的な株価上昇は誰も予想していなかったと思いますが、現在の割高感を正当化する理屈は特に存在しないので、今からこの上昇に積極的に乗っていこうとは全く考えていません。
結局は、少しずつ手持ちのポジションを処分していくことになりそうです。
なお、J-REITを少しだけ打診買いしました。
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