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December 03, 2017

今週の相場(12/1時点)~Be prepared~

ドルは強いのか、弱いのか。
ドルインデックスを見ると、11月以降は下げ傾向です。

Dxy120113

シカゴ筋ポジションです。

       (11月28日)  (11月21日) (増減)
カナダドル  45658     45125     +533
スイスフラン ▲30184   ▲29740   ▲444
ポンド     4573     ▲300    +4873
円      ▲110640   ▲122602  +11962
ユーロ    89681     95437   ▲5757
NZドル  ▲14022    ▲13394   ▲628
豪ドル    38882     39817   ▲935

増減はマチマチ。
特段の傾向は見えませんが、円ショートおよびユーロロングいずれも減少していることから見ると、一定の警戒感が窺えます。

米長期金利です。
Usintee10yy

米税制改正が進展すればポジティブ、ロシア疑惑など政権の不安定さに繋がる報道では売られるという短期的な揺れはありますが、結局は大して動きません。

長期金利が、将来の成長性やインフレ率を示唆しているという見方に立てば、この1年間、成長に対する見通しは大きく変わっていないにも関わらず、株は大きく上がっているということになります。

イギリスのオックスフォード大学は、100年債を2.5%という低金利で発行を決めました。
いわゆる債券バブルの発生が言われて久しいですが、株も債券も同時に上がる現象について、ゴールドマンも警鐘を鳴らし始めました。

ゴールドマンが市場評価に警告-19世紀末以来水準、痛みに変わる

彼らも、市場崩壊(?)の可能性に対する保険的ポジションを構築し始めたということかと思います。

なお、米税制改正案が上院を通過して下院との調整に入るとの前進がある一方で、フリン元前大統領補佐官が司法に「陥落」したとの報道もあり、この二つの綱引きは、来週も相場の不安定要素となりそうです。

DOWです。
Dow120111
明らかに高値警戒感が顕在化していますが、まだ豪腕で上に向かおうとしています。

ITバブルの際には、これからは生産性が永遠に向上するとか、まことしやかな嘘が相場を異次元に引き上げましたが、現在はそこまでの「夢」が背景にある訳でもなく、金余り現象による相場水準の訂正を、世界同時好景気という言葉で修飾するにとどまっています。

なぜ楽観が継続するのか。
やはり、現在の金利設定が適正レベルより低すぎるため、全てのリスク資産価格が嵩上げされているということになり、ビットコインの信じ難い高騰も、同じ文脈の中で理解されるべきかと考えます。

本来、不景気があるから好景気がある訳ですが、近年は2四半期連続マイナス成長でリセッションと大騒ぎするようになり、政治パワーが低金利による持続的な景気刺激を正当化させるため、資産価格の上昇には鈍感になりました。

いずれはこの反動が実体経済を脅かすのでしょうが、そうするとまた各中央銀行による緩和が行われ、また金余り現象による...といった繰り返しになるのは確実なので、だったら踊れる内は踊るしかない、という行動になります。

当面の方針としては、更に出口に近づきながらパーティを楽しむ、というくらいしか思い浮かびません。

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