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February 25, 2018

今週の相場(2/23時点)

先週は大きく反発した米国株。
今週のDOWは先週末より低い位置が多かったものの、金曜日に大きく上昇し、週間で+90$と、何とか50日線を維持しました。(グラフはSP500)

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株価水準が維持できたのは、米長期金利の一服が要因として、間違いなさそうです。
水曜日に2.95%まで上昇した10年債金利は、2.86%と、ほぼ先週と同じレベルにまで低下して株価の戻りを支えました。

しかしながら、アメリカの財政悪化懸念やインフレ率の上昇によって3%の節目を超えるのは時間の問題という声もあり、その場合は再び株式市場にショックが走ることが容易に想像されます。

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February 18, 2018

今週の相場(2/16時点)

大きなダメージから回復する週となりました。

DOWは週間で1029$(4.2%)上昇し、米国株主要三指数は全て50日線を奪還しました。
ざっくり、半値戻しのイメージです。(グラフはS&P500)
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一方の日本株は戻りが非常に鈍く、今週は+338円(+1.6%)。
月初からの下げ幅1766円に対し、2割にも満たない反発となっています。

その原因は為替でしょう。
今月になってドル円は、110円台から一時105円台へと急落し、日本企業の想定レート平均値と言われる108円を割り込みました。

通常の株価反発=リスクオン局面では、ドルは安いが円は更に安い、という状態が多いのですが、現在は、ドル安の大波の力が強すぎて、金利を追うドル買いは跳ね返されています。

長期のドルインデックスです。
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現在の90近辺は概ね平均値ですが、2014年後半から一気に80→100へ上昇した反動が起こっているかのようで、減税と財政出動で米国に悪い金利上昇、という懸念がドル安を招いているとの指摘もあります。

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February 10, 2018

今週の相場(2/9時点)

何とも慌ただしい1週間でした。

日経平均は、先週末の23、275円→21、383円と▲1892円(▲8.1%)。
直近高値24124円(1/23)からの調整は▲11.4%。

DOWは1週間で2回も4桁ダウン。
25521$→24191$と▲1330$(▲5.3%)。
直近高値26616$(1/26)からは▲9.1%。

なお、日経平均は昨年10月中旬水準に逆戻り、DOWは12月上旬の水準で踏みとどまっています。

アジアで下げが目立ったのは中国株で、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに今週だけで▲10%。
欧州のFTSE、DAXも、1月高値からそれぞれ▲10%、▲11%。

世界中の株式が概ね1割売られ、さてこれで止まるのか、という疑心暗鬼の状況ですが、S&P500のチャートを見ると、200日MAまで試して反発しているので、これは心強いファクトと言えます。
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下げのきっかけは、いわゆる「VIXショック(低ボラに賭けていた連中の機械的な売り)」と金利上昇ですが、より深刻な構造的問題は、当然ながら長期金利の上昇です。

今回の株式市場の下落に対して、経済のファンダメンタルは良好なのに、という言い訳(?)が頻繁に聞こえてきますが、金利は株価を決める割引率なので、金利の変化はファンダメンタルの大きな変動です。

過去の金利変動時には、必ず大きな株価調整が発生するという指摘もあります。
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(出典:https://www.zerohedge.com/news/2018-02-09/scariest-chart-market)

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February 03, 2018

今週の相場(2/2時点)

最近のブログの書き出しは常に「株価好調」でしたが、ようやく変化が訪れました。

2日のDOWは666$(2.54%)もの大幅下げ。
悪魔の子ダミアンを思わせる不吉な数字です。

調整のきっかけは、雇用統計に刺激された金利上昇。

米1月雇用統計は、雇用者数は20万人(予想18万人)、失業率は4.1%で前月と同じ。
最も注目された賃金は0.3%上がり、前年比は2.9%増と、12月の2.7%増を超えました。

但し、平均週労働時間が12月の34.5時間から34.3時間に減っているので、これは悪天候(厳寒)による統計上のトリックの可能性もありますし、掛け算すれば収入は減る計算。
様々な解釈が出来そうでしたが、インフレに脅える市場は、ついに適温相場の終わりか、とパニック的な反応を見せました。

米長期金利は、2.84%までジャンプ。
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危険水域と言われる3%に近づきました。

一方、2年債金利は、2.16%→2.14%に低下。
FFレートに連動した短期債に比べて、長期債はインフレへの織り込みが不足していたという理解になろうかと思います。

この結果、10年債と2年債の金利差は0.7%となり、イールドカーブの観点からは、利上げを吸収しやすくなっています。

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