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March 17, 2018

今週の相場(3/16時点)

急落から回復基調にあった株式市場ですが、今週は不安定さを増してきました。

DOWは週間で389$安(▲1.5%)、先週高値更新したNASDAQも78ポイント安(▲1%)。
日経平均は、割安感が幸いしたのか+208円、約1%の上昇でした。

DOWのチャートは煮詰まり感があり、大きく振れるリスクを警戒する声もあります。
Dow03177

米長期金利は2.85%近辺で、やや方向性を見失ってるように見えます。
Usinte03177

ドルインデックスは、やや持ち直しの動きが見られますが、リスクオフのドル買いかもしれません。
Dxy03177

CMEの金利先物市場では、12月の金利が2.1%で先週と変わらず。
20、21日のFOMC待ちで動きにくいものと思われます。

IMMポジションです。

       (3月13日) (3月6日) (増減)
カナダドル  19420   19565   ▲145
スイスフラン ▲6572  ▲8477  +1905
ポンド     8027    5264   +2763
円      ▲79539  ▲86845  +7306
ユーロ    146380  132972   +13408
NZドル   ▲2816     30    ▲2846
豪ドル    ▲779    3135   ▲3914

さすがに円ショートが減ってきて、ピークの13万5千枚(昨年11月)から見ると6割水準。
その間にドル円は114円から106円になりました。
ということは、ネットショートがゼロになると100円といった感じでしょうか。

株価が回復から足踏みに変わったのには、政治的な状況も影響していると思われます。

トランプ政権では次々と閣僚レベルの解任が続き、国務長官のティラーソンが去り、マクマスターも間もなくではと報道されています。

エクソンのCEOとして、各国での原油権益確保に努力してきたティラーソンは基本的に対話主義。
皮肉なことに、ティラーソンが平和的外交(?)に注力している間、エクソン株は低迷。

今後アメリカの外交方針が硬化してイランとの間で緊張が高まれば、穏健なロウハニ政権が弱体化して強硬派が台頭、それに応じてサウジが武装強化、中東緊迫化で原油価格が上昇すればエクソン株も上昇といった、何とも喜べないシナリオも考えられなくはありません。

トランプが着々とイエスマン政権作りに邁進する中、日本の政局も流動化。
安定政権がつまらないスキャンダルで倒れ、短命としか思えない内閣に交代するのは、日本市場にネガティブです。

欧州では、要のドイツでようやく大連立政権が成立しましたが、メルケルの求心力は大きく低下。
加えて、弱体化した英メイ政権とロシアの関係が悪化していることも気になります。

英国の代表的株価指数であるFTSE100は年初来で1割近く下落し、前年比では既にマイナスパフォーマンスです。

Ftse03177

日本株衰退時の避難所候補であるJ-REITはどうか。

13433177
この3ヶ月で、5%ほど下落した日経平均に比べると安定はしています。
しかしながら、下がらないだけで上がりはしない、という見方もあります。

ビットコイン。
Btc031777

ビットコインは、昨年11~12月の2ヶ月間で、70万円から210万円へと3倍に高騰しましたが、ほぼそのバブル的なエネルギーを清算した現行水準では下げ止まりの気運も見られます。

120万円チャレンジに二度失敗したため、次の上昇波動を作るためにはそれなりの材料が必要となっており、投資成果を出すには相当期間の我慢が必要なチャートかと思われます。

日本では金融庁がやや性急に仮想通貨市場の成長を促し、それがコインチェック事件をもたらしたとも言えそうですが、アメリカではゆっくりと議論が進んでいます。

3月14日には、下院金融サービス委員会が「暗号通貨とICO市場の検証」と題した公聴会を開催しました。
内容は公開されています。
“Examining the Cryptocurrencies and ICO Markets”

ビットコインはコモディティか有価証券か、ICOはどう規制すべきかといった議論がなされており、アメリカが決めたルールに対し、仮想通貨コミュニティが適切に対応出来るかどうかが、仮想通貨の長期的な市場価値を決めていく要因になりそうです。

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