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March 04, 2018

今週の相場(3/2時点)

先月中頃から始まった相場の揺れは、いまだに余震が続いています。

今週のDOWは、▲771$と3%の下げ。
同様に、S&P500は2%の下げ、NASDAQは1.1%の下げでした。

日経平均は週間で、711円(3.2%)の下げ。
この間のドル円は、106円80銭→105円70銭と約1円ですから、米株連動下げ分が2%、為替分が1%くらいの感じでしょうか。

DOWのチャート。
Dow03033

どんどん下値を切り下げているわけではないので、元の値に戻るかどうかはともかく、回復途上には見えます。

日経平均は、200日線が一応の支えです。
N22503033

米長期金利。
Usinte03033
3%目前で止まりましたが、株安で金利安(債券買い)のこともあれば逆のこともあり、金利だけ上がっていくインフレ懸念が払拭された訳では無さそうです。

ドルインデックス。
Dxy030333
金利との正の相関が戻ったように見えることもありましたが、依然として大きな波は問答無用のドル安トレンドのようでもあり、特にドル円に関しては円高圧力が目立ちます。

IMMポジションです。

       (2月27日) (2月20日) (増減)
カナダドル   22220  23127   ▲907
スイスフラン ▲15999  ▲15788 ▲211
ポンド    12687     7803   +4884
円     ▲96651  ▲108338  +11687 
ユーロ    137977   126126 +11851
NZドル     ▲991   944   ▲1935   
豪ドル     9574    11875  ▲2301 

円ネットショートは少し減ったものの、これだけ円高トレンドが明確になっている割には高水準を維持。
少なくともドル円に関しては、現実の相場と上記ポジションの相関性は薄れてしまっているように思われます。

参考:投機筋の円ショートに2つの謎、一段の円高は杞憂か=尾河眞樹氏

CMEの金利先物市場では、12月の金利が2.09%と、現行よりも0.67%高い水準。
先週よりも0.02%高く、概ね3回の利上げが織り込まれています。

株価の乱高下が止まらないのは、まだ割高だからです。
ハイボラを嫌って参加者が減っていることも、垂直上下動を後押しします。

株価が割高になってしまったのは、イエレン議長時代にFRBの利上げタイミングが遅れたからです。

新議長のパウエルがKYだから株が下げるという批判もあるようですが、相場を長続きさせるには調整が必要と思って確信的に発言している雰囲気がありますので、案外相場をよく知っている人なのかもしれません。

トランプも、不動産市場の浮き沈みを嫌と言うほど良く知る人間ですから、中間選挙前にバブル崩壊が発生するよりは、持続性のある相場を好むのは当然です。

結果的に現在のDOWは、予想ベースでPER16.5倍(WSJ調べ)と、ピークの18倍からは大分見やすくなりました。
本来は、あと1割くらい調整すると良いダイエットになりますが、そこまですると、FRBに対して相当の雑音が発生するかもしれません。

日経平均のPERは、予想ベースでPER12.6倍(日経新聞)と、むしろ割安水準に入っていますが、これは為替次第というところもあります。

ドル円は、あの謎のトランプラリー効果が切れて、100~105円の適正ゾーンに戻りつつあると考えるのが妥当な気がします。
Dy030333

当時、なぜトランプ誕生でドル高なのか、誰も合理的な説明が出来なかったので、今回も理屈抜きに戻っている感じです。
トヨタは最高益ですし、まだ余裕があると見られて仕方ありません。

もしアメリカが数年後にインフレで苦しむとすれば、その対応策としてドル高誘導に舵を切ることになるので、その時に備えて、日本の企業も投資家も、今は贅肉を絞って乗り切ることが求められます。

下表の物価水準から見れば、95円くらいが伝統的な適正ゾーンに見えます。
Ppp030333

個人的には、円高傾向によって社会の浮ついたムードが剥落するのは嫌いではありません。

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