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March 11, 2018

今週の相場(3/9時点)

今週は、戻りの早い米国株と、上値の重い日本株の強弱が鮮明でした。

DOWは週間で797$(3.2%)上昇し、50日移動平均を回復。
NASDAQは更に強く、最高値を更新したのには驚きました。

DOWとNASDAQのチャートです。
Dow03010

Nasd03100

一方、日経平均の今週は1.4%の上昇で、辛うじて200日線をクリアするものの、1月高値からは10%以上も低い位置にあります。

米2月雇用統計は、雇用者数が31万3000人増加と、1年7カ月ぶりの大幅な伸び。
失業率は前月と同じ4.1%。
平均賃金は4セント(0.1%)増の26.75ドルとなり、1月の0.3%増から減速。前年比では2.6%増と、1月の2.8%増から鈍化。
1月も+2.9%→+2.8%に減額方向に訂正されました。

雇用好調ながらインフレ懸念は後退と読み、適温相場復活かという観測も株価の支援材料となったと言われています。

但し、実際の長期金利は、2.86→2.89%に上昇。
CMEの金利先物市場では、年末金利が2.1%と、先週よりも約0.01%上昇。
2回利上げ予想が減って4回利上げ予想が増える格好で、利上げ織り込み度が上がっていますから、適温とは逆方向。

株も債券も、それぞれ勝手解釈という楽観が戻ってきているように見えます。
    

ドルインデックスです。
Dy03099

金曜日のリスクオンムードで90に復活。
強いとは言えないまでも、一方的な下方向への流れは食い止められており、ドル円も105円では円高圧力が減少し、現在は106円80銭。
ちなみに、雇用統計はドル円に全く影響しませんでした。

ドル安は小休止なのか、ある程度底を打ったのか、見極めが付きません。

IMMポジションです。

        (3月6日) (2月27日) (増減)
カナダドル  19565     22220  ▲2655
スイスフラン ▲8477   ▲15999  +7522
ポンド     5264     12687  ▲7423
円      ▲86845   ▲96651  +9806
ユーロ    132972    137977  ▲5005
NZドル    30       ▲991  +1021
豪ドル    3135      9574  ▲6439

増減はマチマチ。
円ショートは減少傾向にありますが、まだ高水準です。

政治では、トランプ大統領が相変わらず想定外の動きを見せ、鉄鋼とアルミニウムの関税を強化し、北朝鮮との直接交渉にも応じる構えを見せています。

共通するのは「中国は敵」との認識かと思います。
関税は結局のところ中国狙い撃ちですし、北朝鮮情勢を揺り動かすことは、半島の現状維持が都合の良い中国に緊張感をもたらします。

コインチェック事件は進展があり、損失補償と業務再開が12日以降実施されると発表されました。

大甘のセキュリティを放置してのCM大作戦という傲慢な態度が招いた不祥事でしたが、その後のリカバリーに関しては、金融庁のお目付も入り、まずまず評価できそうな気がします。

公表通りなら、NEMは88円で買い取ってもらって40円以下で買えるのでお釣りが来ます。
これでは、被害者という表現さえ不適切でしょう。

ビットコインの市場価格については、一時の熱狂が完全に冷め、どれだけの市民権が得られるのか数年単位での観察が必要という、2016年のファンダメンタルに戻ったような気がします。

但し価格レベルはずいぶんと上がったため、当然ながらボラが高い状況が続いています。

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