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May 06, 2018

今週の相場(5/4時点)

DOWは週間で0.2%の下落と、ほぼ変わらずですが、一時は200日線を割る弱気ムードが広がりました。
折れそうな心を持ち上げてくれたのは、バフェットのアップル買い増し宣言だったようです。

Dow05055

米長期金利。
Usint100
依然として3%の壁の手前。

歴史的なボリュームとなっている国債の売りポジションを見ると、金利上昇への道も簡単では無さそうです。
Us10yuri11

4月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比16万4000人増と、予想の19万2000人増を下回ったものの、失業率は17年半ぶりの低水準となる3.9%に低下。
時間当たり賃金は前月比0.1%増、前年比2.6%増と、市場に波乱を呼び起こすような内容ではありませんでした。

ドルインデックスは上昇し、年初来高値です。
Dxy050555

ドルインデックスの対極であるユーロ/米ドルは200日線割れして、ユーロ高終焉の声も聞かれます。

ドル円は先週の109円30銭→109円06銭と、僅かに円高方向ですが、ユーロドルの下げが本物なら、一定程度ドル円のサポート材料にはなりそうです。

2週間ほど前に始まったドル反転上昇の理由はハッキリしませんが、その煽りを食らっているのが脆弱な新興国通貨であることは明確です。

アルゼンチン中銀は、8日間で3度目の利上げに踏み切り、政策金利は40%。
アルゼンチンの公式インフレ率は25%、通貨ペソとドルのチャートは以下です。

Arsusd05055
1年間で35%下落しました。

元来アルゼンチン国民は自国通貨に対する信認が低く、ペソを米ドルに替えて隣のウルグアイの銀行に預けたり、外車やクルーザーを購入してウルグアイの港に係留するなどの自衛策を取るため、更にペソ下落が助長される傾向があるようです。

トルコリラ不安も再燃しています。

トルコのインフレ率は11%ですが、低金利を主張する大統領に配慮して政策金利は8%。
そこで中銀は、後期流動性貸出金利(事実上の政策金利)を13.5%として通貨防衛を図っていますが、市場の攻撃は止まっていません。

更なる経済悪化を予想する現大統領は、来年の選挙を来月に前倒しにして政権基盤の強化を目論んではいるものの、政権の安定が中銀との不和を意味するのであれば、選挙後も通貨は安定しない恐れがありそうです。

トルコリラ/USドルは、1年間で16%ほどの下落です。

Tryusd05055

市場は、少しでも弱点を見せると、その部分を執拗に攻撃するという韓国人のような習性があり、過去にも脆弱な新興国通貨が世界的な金融危機の引き金となったことは言うまでもありません。

原油(WTI)先物市場では、70$目前。
サウジが80$を目指すという報道が材料視されているものと思われますが、目先のドル高とは逆の流れになるので、お互いが張り合うと市場の緊張が高まるかもしれません。

IMMポジションです。

         (5月1日) (4月24日) (増減)
カナダドル  ▲27535  ▲25144  ▲2391
スイスフラン ▲19456  ▲10225  ▲9231
ポンド     26372   37365   ▲10993
円        ▲1405    583    ▲1988
ユーロ      120568   130594  ▲10026
NZドル     16573    24434  ▲7861
豪ドル      ▲5672   ▲3396  ▲2276

久しぶりに増減欄がマイナスで統一され、ドル高トレンドが明確となりました。
ドル高はある意味で現金への回帰ですから、投資マインドが悪化しているサインとの解釈も可能です。

バフェットの「アップル押し」が好感されたとは言うものの、バークシャー・ハザウェイの全保有株式のざっと4分1をアップル株が占めるという状態は、さほど歓迎すべき状態とも思えません。

相場は、寄らば大樹という安全志向を強めているように見えます。

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