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June 30, 2018

今週の相場(6/29時点)

今週のDOWは1.3%安、NASDAQは2.4%安と、弱気心理はIT銘柄系にも波及してきました。
日経平均が週間で0.5%安と下げ率が軽微であったのは、ドル円が110円→110円70銭と円安方向に動いたからでしょう。

ドルインデックスは、週間でほぼ横ばいでしたが、この2ヶ月ではずいぶんと上がりました。
Dxy063000_2

ただし、米10年金利には天井感さえ指摘されています。
Us10y06299_2

米長期金利が3.1%だった5月中旬にドルインデックスは93.5近辺。
今は、その時より金利は低くドルインデックスは高いので、金利上昇によらないドル高となりました。

CMEの金利先物市場では、12月が2.17%。
全体としては年内の利上げはあと1回の織り込みですが、2回利上げ予想も44%存在します。

DOWは200日線の攻防。
Dow062930_2

イエレン時代は利上げが遅れたために株式指数は割高となりましたが、今は利上げの遅れを取り戻すステージなので、株価は良くて横ばい、悪ければ下げ、の局面かと思います。

IMMポジションです。

          (6月26日)  (6月19日)  (増減)
カナダドル    ▲32799    ▲14014  ▲18785
スイスフラン   ▲38031    ▲31957  ▲6074
ポンド      ▲21581    ▲19206   ▲2375
円        ▲34221    ▲35562   +1341
ユーロ       33904     36118   ▲2214
NZドル     ▲17562    ▲15940  ▲1622
豪ドル      ▲40978    ▲43099  +2121

ドルへの避難が続いている様子かと思います。

米国株式市場は、景気のピークアウトが意識されつつあるものの、金利上昇が一服して急落は避けられていますが、資金が引いている新興市場は懸念が続いています。

特に激震の可能性があるのは、当然ながら中国。
貿易戦争が、構造的な過剰債務問題のハードランディングを引き起こすのではと心配されます。

人民元は今年の上昇を帳消しにしました。
Mbusd06300_2

上海総合指数は、1月高値から2割安。
Sh063333_2

中国には、いわゆる理財商品のデフォルト問題があるため、企業による新規のドル債発行を制限するなど、借金漬け体質のソフトランディングに取り組んでいますが、加えて米中貿易戦争で投資マインドは冷え込んでいます。

そこで、中国人民銀行が預金準備率を0.5ポイント下げて15.5%にするなど、景気への配慮も示していますが、引き締めなのか緩和なのか、その態度はチグハグな面もあり、対応に苦慮している様子が窺えます。

原油相場は上昇。

Wti06300_2

トランプによるイラン原油の輸入禁止命令(?)の他、カナダのオイルサンド地域での停電も指摘されていますが、投機的な上昇である印象は避けられません。

PERで説明できない原油は、楽観相場を締めくくるには常に便利な存在。

サブプライムバブルの末期。
株が下げ始めると原油が上がり始め、そのスパークで相場は終わりました。

同じくPERで説明できないビットコインは、典型的なバブルの後始末相場です。

好材料は出尽くし、あとはFRBのさじ加減が頼りですが、インフレになれば、それも期待できません。

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