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September 01, 2018

今週の相場(8/31時点)

今週のDOWは+0.7%、NASDAQは+2.1%。
NASDAQは先週に続いて高値更新です。

日経平均は+1.2%。
ドル円は111円20銭→同10銭と、ほぼ変わらずでしたが、米国株の堅調さと上海株の下げ止まり傾向に牽引されたという感じでしょうか。

新興国市場での暴風は続いており、今週はアルゼンチンペソが1日で10%以上下落、政策金利が一気に15%も上がって60%。
ゼロ金利ジャパンから見ると、夢の高金利となっています。

現在のアルゼンチンペソの対円レートは3円。
今年初めの価格をベースにすれば、市内バス料金は一律4円計算となり、お得に旅行が出来そうですが、公共料金が5倍になるなど物価は毎日変わりますし、治安にはマイナス要因。

とはいえ、200%を超える世界一の食糧自給率と国民の破綻慣れによって、大きな混乱は報道されていません。

アルゼンチンは、昨年6月に100年満期の債券を超低利(?)で発行(利率7.125%、2117年6月償還)し、約3400億円を調達していますが、100年後にはゴミのような価格になっていることでしょう。

なおトルコリラは、8月中旬の安値一歩手前です。
Try089011


こうした新興国の混乱はアメリカに有利。

危険な国から引き揚げられた資金は、まずは米国債を買って金利上昇を抑制、金利が上がらなければと株にも向かい、金利上昇なき株高を演出しています。

米長期金利。
Usieny11825
良い湯加減が続いています。

CFTCの米債ポジション。

Cftc10sai0831
異常なほどショートが多く、この買戻しも金利上昇を抑制します。

ドルインデックス。

Dxy08311

上がれば下がる、下がれば上がる。
この動きにうまく付いていくのは、かなり難しそうです。

トランプがここまで読んでいたかどうかは疑わしいものの、中国を敵とみなす貿易戦争が人民元安を招き、新興国全般に通貨安が波及してドルが国内還流して株高。
そしてドル高になりそうになるとtwitterで牽制、という技は、大げさにプラザ合意などをした過去よりもずっと安くつき、スマートなSNS活用法となっています。

しかしながら、バブル的な米国市場の過熱によって割安株は消え、自社株買いに活路を見出す経営者が増加。
インデックスを上回るためには割高のアマゾンをいつまでも売れないといった不自然な状況にも見えます。

S&P500のバリューとグロースのスプレッドは、2000年のITバブル以来の最低水準付近と観察されています。

ようやくバリュー優位の調整が起こるのか、バブルはバブルらしく、もう一花(ひとはな)華々しく噴火して終わるのか、米国株の推移については見守るしかありません。

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