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November 25, 2018

今週の相場(11/23時点)

今週のDOWは4.4%マイナス、NASDAQは4.3%マイナス。
両指標とも、先週の約2倍の下げとなりました。

日経平均は、前週比で▲34円しか動かず、マイナス0.2%。
ドル円も112円80~90銭で、ほぼ変わらず。

通常のリスクオフ局面は円高に波及して日本株を売らせますが、今回はドルへの需要が強く、円ショートがなかなか崩れないため、「ドル円しっかり」が日本株を下支えしています。

米長期金利は、3.06%→3.04%へと若干下がりましたが、株売りを止めるほどの効果はありませんでした。

ドルインデックスは、96.4→96.9と、ドル堅調。
金利低下でもドルへの逃避(?)買いです。

原油価格(WTI)は、56.4$→50.4$と10%下落。
10月初旬の76$以降、つるべ落としのように降下し、アセット全体の下げを主導する事態となっています。

実体経済に関しては、ようやく(?)景気減速の指標が出てきました。

10月の米住宅着工では、先行指標となる許可件数が0.6%減少。
全米ホームビルダー協会の住宅市場指数は、予想の1ポイント低下を大きく下回り、8ポイント低下の60と2016年8月以来の低水準。

住宅ローン金利(30年、固定)は平均5.17%に上昇し、2010年4月以来の高水準。
この高金利が住宅需要を収縮し、景気を冷やして金利を落ち着かせる自然のメカニズムが働いてきていると思われます。

百貨店、スーパーなど小売り各社の先行き見通しも悪化し、ターゲット(TGT)の株価は今週14%も下げました。

そして、ついに、とうとうiPhoneが売れなくなりました。
来週にもiPhone XRの値下げが確実視され、生産を担当する台湾のホンハイ精密工業は、全従業員の約1割に当たる10万人の削減を発表しました。

原油価格については、サウジを庇うトランプのためにサウジが本格的な減産をしない交換条件成立との思惑もありますが、より構造的には来年の原油供給過剰観測があります。

原油価格の低下は、株を持つ富裕層に逆風で、ガソリン代が重い庶民層にプラスですから、日本人が大好きな格差是正。
年間9兆円もの原油代金を払う日本経済にもプラスなので、大変喜ばしいことです。
企業にとっても、原材料や輸送費が下がるので、業績にプラス。

とはいえ、短期的には原油が下がれば株にもマイナス効果なので、株式投資家としてはFRB頼みとなりますが、来月の利上げ見込みは、69%から76%へと逆に上昇。

パウエル議長がすぐには手綱は緩めないだろうとの予測が増え、だからこそ株が売られたとも言えそうですが、逆に言うと、FRBが利上げ姿勢をすぐに転換するほど派手な株価暴落もないとタカをくくっているのかもしれません。

バフェット指数で見れば、まだ3割も高い株式ですから、下げの目処は全く分かりませんが、ひとまずは優良株の連れ安と思われる場面を打診買いしてみます。

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