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December 02, 2018

今週の相場(11/30時点)

今週のDOWは+5.2%、NASDAQは+5.6%と大きく反発。

日経平均は、+3.3%ですが、6連騰。
ドル円は、112円90銭→113円50銭へと、60銭程度の円安方向でした。

FRBのパウエル議長が、10月3日の「a long way from neutral 」→11月28日「just below a range of estimates of the so-called neutral level」と、金利へのトーンを変更したことが、市場にポジティブインパクトを与えました。

この間、DOWは8%ほど下がっていましたから、いつもどおり、株価が下がれば利上げが遅れるというFRBへの期待感が膨らみました。

利上げを嫌うトランプへの配慮という声もありますが、経済指標にも変化が現れています。

アメリカ新規失業者数。

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既存(中古)住宅成約指数。

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4年振りの低さ。
やはり、平均で金利5%を超える住宅ローンが、購入意欲を減退させます。

米長期金利は、先週の3.03%から2.99%と3%を切って終了。

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ドルインデックスは、96.9→97.2と上昇しており、金利低下でもドルへの駆け込み需要は旺盛です。

日々の相場変動の要因として、米中貿易戦争がしばしば語られますが、これは明らかに長期戦ですので、一喜一憂しても仕方がない状況。

貿易不均衡は両国間問題のワンノブゼムに過ぎず、著作権、台湾問題、選挙への干渉、ウイグルの人権問題、スプラトリー諸島の軍事要塞化、習近平の独裁強化など、対立のネタは尽きません。

特に、慣例を廃して習近平の事実上の終身制が決定されたことは、より民主的な指導者への交代期待を消滅させ、アメリカは強く対応せざるを得なくなりました。

時節柄、そろそろ来年の投資アイディアが各証券会社から披露される時期となっていますが、やはりドルの行方がポイントかと思います。

多くの人が予想するように、米景気減速→利上げペース鈍化→ドル安、となるのかどうか。

今のところ、年末へのドル需要観測もあり、金利とは無関係にドルは堅調です。

CMEの金利先物市場では、12月利上げが、先週の76%→83%と、より強く織り込まれていますが、来年末の金利は2.69%で取引されていますので、仮に今月利上げがあるなら、あとは1年で1回だけ。
過去の経験からすると、FRBが市場予想に近づいてきます。

来年に向けて中長期のポートフォリオを構築するなら、今後のドル高是正を前提に、新興国関連や小型銘柄、低金利歓迎のREITなどが候補となろうかと思われます。

チャートは、FRBが作成する、貿易加重ドル指数です。

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