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March 03, 2019

今週の相場(3/1時点)

今週のDOWはマイナス5$とほぼ変わらず、NASDAQは+0.9%、日経平均は+0.8%。

ドル円は110円60銭から111円90銭台へと1円30銭も円安ですから、日経平均177円の上昇は相当に物足りない印象です。
かつては、1%の円安で日経平均+2%などと言われていました。

なお、TOPIXの上昇率は週間で0.4%と、更に物足りない数値。
最近の東証一部売買代金は2兆円に満たない日も多く、物色が全く広がらないエネルギーの乏しさを感じます。

米10-12月GDPは年率2.6%増と市場予想2.2%増を上回り、米長期金利が2.65%から2.75%まで上昇。
CMEの金利先物市場では12月が2.42%(現行2.40%)と、さすがに利下げ観測が消え、僅かながらも利上げ可能性を織り込んできました。

この金利上昇でドルが買われたように見えますが、現実のドルインデックスは先週の96.51→96.44と下がっていますから、為替市場ではドルが売られ、それ以上に円が売られました。

原油市場はWTIが57.3$→55.8$、金は1332$→1294$と、どちらも3%程度売られました。

つまりは、DOWは下がり、ドルも下がり、債券は売られ、コモディティも売られたのですから、堅調に感じられる一部指数とは裏腹に現金化を進める心理が感じられます。

とはいえ、思いのほか円安が進むなど一部ではリスクオン姿勢が復活との声もあります。

典型は中国株。
上海総合指数は、2804→2994と6.8%も上昇。

中国は景気後退に抵抗するため、大胆な金融緩和政策を採るとの観測であり、MSCIは2月28日、中国A株の組み入れ比率を今年5月から3段階で引き上げると、まるで火に油を注ぐようなタイミングで発表しています。

様々な制約から比較的割安とされている中国株ですが、振り返ってみると、最も盛り上がった2007年秋には、後の金融危機の兆しとされるパリバショックは始まっていました。

金あまり相場の「トリ」は中国株です。

Sha03011

また、日本のバブルを「猛烈に」勉強したとされる中国当局が、どこまでバブル的な上昇を容認するのかも不透明要因です。

中国経済の成長率は1.7%という報道もされていますが、いずれにせよ大規模な金融緩和の向かう先は、もはや採算性の低い田舎しか残っていないといわれるインフラ投資が有力で、これは非効率な国営企業の温存にも繋がり、持続的な成長を支援するとは考えにくいため、「First In, First Out」を狙った資金が殺到したのが今週の中国株急騰の背景かと思われます。

こんな高値圏ではとても付き合いきれないというスマート資金の逃避が見られる一方、ホットスポットへの資金流入が併存しているのが今の全体風景と言えそうです。

株価が戻った以上、FRBは再度タカ派に転じるべきでしょうが、大統領の機嫌と株価維持をしっかり忖度するパウエル議長(?)なら心配無用ということなんでしょう。

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