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March 09, 2019

今週の相場(3/8時点)

今週のDOWは2.2%安、NASDAQは2.5%安、日経平均は2.7%安と、似たような下落率でした。
ドル円は、111円90銭→111円10銭台と、1円近い円高です。

景気減速懸念にお墨付き(?)を与えたのはECBの利上げ断念発言。

昨年末に量的緩和政策を終了したECBは、現在0%の金利水準を「少なくとも2019年夏まで」維持するとしていましたが、これを「少なくとも年末まで」と後退。
この秋で8年の任期を満了するドラギ総裁は、一度も利上げしないで終わりそうです。

この緩和継続発言を受けてドイツ株は下落。
低金利の持続という良いニュース(?)では株価を救えないようです。

アメリカは利上げを棚上げ、中国は大規模金融緩和。
カナダや豪州を含め、世界主要国は足並みを揃えてハト派路線へと転回中です。

日本でも、内閣府が発表した1月の景気動向指数速報値は、「下方への局面変化を示している」と下方修正です。

ドルインデックスは先週の96.5→97.3と上昇。
これはユーロの敵失でしょう。

8日発表の米雇用統計は、雇用者数が2万人、失業率は0.2%改善して3.8%、賃金上昇率は前年比+3.4%。
いつでもブレの大きい雇用者数を除けば堅調。

アメリカはまだ大丈夫とも言えますし、雇用者数がここまで少ないのは、どこかで何かが起こっているのかもしれません。

米長期金利は先週の2.75%→2.63%に下落。

CMEの金利先物市場では、12月が2.36%(現行2.40%)で取引されており、利上げ予想派は消えました。

原油(WTI)は先週の55.8→56.0、金は1299$でほぼ変わらず。
コモディティ市場から見るドルの強さは特段の変化無しと言えそうです。

バブル的な上昇が期待される中国株も、今週は下げました。
特に9日の上海総合指数は4.4%もの下げ。
これは地場証券会社のレポートがトリガーとされていますが、そうした悲観的な意見表明が許されること自体が当局の意向という見方もあるようです。

新興国通貨は総じて弱含み。
トルコリラなど下向きのサインが出ているようにも見えるので、高金利通貨投資には注意が必要かもしれません。
MSCI 新興国株指数も今週は下げています。

金利の消えた日本からは大量の投資資金がドルに向かっていると想像されますが、すぐに日本へ里帰りするほどアメリカ経済は悪くないと言えますし、悲観的に見るなら、時間の問題かもしれません。

ドルの見通しは、利上げ棚上げで魅力が失せたという意見と、その他先進国通貨が総崩れなのだから事実上の一強という見解が交錯し、明確なトレンドを見出しにくい状況かと思われます。

相場は、駄目そうながら持ち堪えているような様相で、円高などリスクオフに賭けるのであれば時間軸が重要となりそうです。

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