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June 09, 2019

今週の相場(6/7時点)

今週のDOWは+4.7%、NASDAQは+3.9%と大きく反発しましたが、日経平均は+1.4%と、相変わらず「しょぼい」パフォーマンスです。

DOWは先月の下げ幅およそ1800$の3分の2を一気に取り戻しました。

きっかけは4日火曜日、パウエルFRB議長が利下げを示唆した発言だと考えられていますが、実際には「いつもどおり(as always)適切に対処する」と言っただけ。

それでも相場が反発したのは、買い戻しの機会を皆が待っていたからだと思われ、いわば保険がかかったという思いが背中を押してくれたという理解になりそうです。

ドル円は、先週の108円30銭→同20銭と、一時107円台に突入したものの、相変わらず低ボラです。

5月の米雇用統計は総じて低調な結果でした。

雇用者増は7万5千人、失業率は3.6%で変わらず、賃金上昇率は2月以降、3.4%→3.2%→3.2%→3.1%と下降線です。

雇用者数が過去2ヵ月分で7.5万人の下方修正がされていることも含めると、さすがの米景気もピークアウトしたと判断することも出来そうな雰囲気になってきました。

長期金利は先週の2.12%から更に低下して2.08%。FF金利の2.37%を大きく下回っています。

CMEの金利先物市場では、12月ものが1.76%で取引されており、年内3回利下げが最多数(36%)という、過剰とも思える利下げ期待相場となっています。

FOMCは年内にあと5回開かれますが、今月を除けば4回。そこで3回も利下げがあるのか?

UBS会長もゴールドマン社長も、市場の利下げ期待は行き過ぎと発言していますが、あまりに前のめりな願望(?)に支えられた株価には要注意かと思われます。

今月下旬には大阪でG20が開催されますが、そこでも米中間で大きな進展があるという根拠は全くありませんし、仮に何らかの妥協があったとしても、米中冷戦は情報分野を中心とした超長期戦であり、世界は中国仕様と米国仕様が併存して競り合う格好に向かっています。

現在の相場は、経済指標やトレンドよりも、トランプのtwitterが最大の変動ファクターであり、昨日もメキシコへの関税が見送られることがtwitterで発信されたように、ほぼ予想不可能です。

ただし、好景気の持続がトランプ再選への鍵であることは間違いなく、FRBへの圧力を含めて、相場を大きく壊すことはないだろうとは皆思っています。

必然的な中国の成長率低下、シクリカルな米国景気の鈍化、米中冷戦による景気の下押しがあれど、低金利が相場を支え、それでも駄目ならドル安誘導で米国相場を守るだろうという都合の良いコンセンサスが底流にあるのでしょう。

結局はいつもどおり(as always)、出口の近くでパーティに参加し続けるといったスタンスが大勢になろうかと思います。

アドテスト、村田、INTC、NVDAを久しぶりに買いました。

半導体需要は足元で明らかに減少しているものの、この分野で米中が鎬を削るということは、周辺への投資が欠かせないということでもあるので、少し長い目で粘ってみようかと考えています。

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