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August 18, 2019

今週の相場(8/16時点)

今週のDOWは1.5%安、NASDAQは0.8%安、日経平均も1.3%安でした。

ドル円は先週の105円70銭→106円30銭と円安方向ですが、全般風景は「ドル高円高」気味で、ユーロ円が円高方向でもあったため、為替は日本株への支援材料にならなかったようです。

金(GOLD)は本来ドル高局面では上がりにくいのですが、先週の1508$→1523$と上昇。依然として相場への不安感は強そうです。

一方、ビットコインは120万円から一時は100万円へと急降下。まだまだ避難場所には成り得ず、トランプ同様に予測不可能な動きです。

米長期金利は1.74%→1.55%と大きく低下。世界中で低金利化が進み、ドイツ10年国債は、年初に0.2%程度の金利がありましたが、3月に水面下に沈み始め、現在はマイナス0.7%。

中央銀行が債券を高買いすることで、本来は生じないはずのマイナス金利が発生し、今はそれが常態化。デンマークでは金利をもらえる住宅ローンが数年前から登場しています。

「米国債利回りがゼロ以下になるのを妨げるものは何もない」というグリーンスパンの発言で、まるで債券買いにお墨付きが与えられたかのように振舞った人たちがいたのかもしれませんが、不自然なマイナス金利を前提とした今の債券相場は、実は株とは比較にならないほどの官製バブルなのかもしれません。

2年前、アルゼンチン100年債が7%台の「低金利」で売れたことが驚きをもって報じられましたが、そうした官製でない(?)バブルの是正は既に始まっています。

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August 11, 2019

今週の相場(8/9時点)

今週のDOWは0.7%安、NASDAQは0.6%安、日経平均は1.9%安。

ドル円は先週の106円50銭台→105円60銭台へと約1円の円高ですから、日経平均は為替で1%下げ、米株安連動でもう1%下げの展開でしょうか。

今週は、世界あちらこちらで金利安、通貨安競争が激化しました。

主な政策金利の利下げは、ニュージーランドが1.50%→1.0%、タイが1.75%→1.50%、インドが5.75%→5.4%。

中国人民元は節目と思われていた「7」を11年ぶりに下方突破し、1$=7.06元へと誘導されました。人民元を安くすれば中国も返り血を浴びますが、関税分を取り返す効果とギリギリのバランスを追及しているということかと思います。

ドルと元の下げで自国通貨が割高になってはたまらないと、我も我もと緩和方向に舵を切っていますが、ドル安を受け入れ出来る余地については、各通貨・アセットによって相当の違いがあります。

今月の上昇率は、ユーロが1%、円が3%。まだ緩和余地のあるECBと比べて、ほぼ弾を打ち尽くした日銀は、通貨高への抵抗力が弱いと市場は見ています。

商品クラスでは、金(ゴールド)が5%、ビットコインが20%、そして原油(WTI)は逆に7%安。
かつてはユーロと原油がドル安の代表的受け皿でしたが、現在は景気後退懸念も同時進行しています。

金とビットコインはドル安による上限など無いので、行くとなればどこまでも行くでしょう。

米長期金利は1週間で2.01%→1.74%と、大きく低下。

経験則として、日米金利差1%に対してドル円が10円程度動くと知られているので、米長期金利が2016年夏の1.35%を射程にしていると仮定するなら、あと3円程度はドル円での円高も考えられます。

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August 04, 2019

今週の相場(8/2時点)

今週のDOWは2.6%の下げ、NASDAQは4%下げ、日経平均も2.8%下落しました。

ドル円は久々に大きく動き、先週の108円70銭→106円60銭と2円の円高。年初フラッシュクラッシュの104円台も射程です。

「8月の円高」というアノマリーがありますが、今回のリスクオフ気分のトリガーは、皮肉にもFRBによる利下げでした。

7月31日のFOMCでは大方の予想どおり、FFレートは0.25%引き下げられて2.00~2.25%。

10年ぶりの利下げですから、リーマンショック以降継続的に上昇してきた株式相場に大きな曲がり角が来たのかと身構えるのは当然ですが、パウエル議長にそうした歴史観は乏しく、景気サイクル半ばでの調整と言ってみたり、利下げは一度きりでないと発言を修正したりと今後の金利の方向性を示すことが出来ず、相場は不安定化しました。

やはりトランプに脅されてしぶしぶ下げた保身行為なのかと、その曖昧な言動に失望感が広がる中で、当のトランプが中国に追加関税するとのtweetを発信。

その絶妙なタイミング(?)に、ぐらつきかけていた投資家心理は大きく揺さぶられ、米長期金利は先週の2.07%→1.85%まで低下。

怯えた投資マネーは、固定相場と揶揄されていたドル円を動かしましたが、ドルインデックスは98.1と高止まり。ユーロドルでのドル安はさほどではなく、避難心理ばかりが先行した結果となっています。

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