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August 04, 2019

今週の相場(8/2時点)

今週のDOWは2.6%の下げ、NASDAQは4%下げ、日経平均も2.8%下落しました。

ドル円は久々に大きく動き、先週の108円70銭→106円60銭と2円の円高。年初フラッシュクラッシュの104円台も射程です。

「8月の円高」というアノマリーがありますが、今回のリスクオフ気分のトリガーは、皮肉にもFRBによる利下げでした。

7月31日のFOMCでは大方の予想どおり、FFレートは0.25%引き下げられて2.00~2.25%。

10年ぶりの利下げですから、リーマンショック以降継続的に上昇してきた株式相場に大きな曲がり角が来たのかと身構えるのは当然ですが、パウエル議長にそうした歴史観は乏しく、景気サイクル半ばでの調整と言ってみたり、利下げは一度きりでないと発言を修正したりと今後の金利の方向性を示すことが出来ず、相場は不安定化しました。

やはりトランプに脅されてしぶしぶ下げた保身行為なのかと、その曖昧な言動に失望感が広がる中で、当のトランプが中国に追加関税するとのtweetを発信。

その絶妙なタイミング(?)に、ぐらつきかけていた投資家心理は大きく揺さぶられ、米長期金利は先週の2.07%→1.85%まで低下。

怯えた投資マネーは、固定相場と揶揄されていたドル円を動かしましたが、ドルインデックスは98.1と高止まり。ユーロドルでのドル安はさほどではなく、避難心理ばかりが先行した結果となっています。

7月雇用統計は無風に近いような内容で、NFPが予想通りの+16万4千人。失業率は3.7%と変わらず、賃金は前年同月比+3.2%。

なぜ利下げしたのか、雇用情勢からは回答を見出せず、やはり相場はトランプ次第なのかと投資家は戸惑いを強め、ひとまずポジション縮小に動きました。

今週下げの大きかったNASDAQは、50日移動平均線近辺です。

Nasda08022

これからドンドン金利が下がることを前提に買い進めていた投資家が、そうでもないかもしれないと逃げた分だけ調整した格好です。

CMEの金利先物市場では、12月の金利が1.66%と、現行水準よりも0.48%低く取引されており、年内2回の利下げを「お祈り」状態。

債券市場も長期金利が2%の節目を割り込み、相場全体が利下げ催促モード全開です。

トランプのtweetどおりに9月から中国への関税が強化されると、約3兆円の物価上昇圧力が米国に加わりますが、同額の税収が政府に入るので、それが減税や公共事業の形で還元されれば、マクロ的にはチャラとも言えます。

日本による、韓国への輸出管理手続き見直しの件は、相手が駄々っ子のように大騒ぎしているだけで、世界経済への影響などしれています。

そもそも禁輸ではないので、何がどうなるのかは今後の韓国の努力次第ですが、反省や是正といった姿勢は全く見られず、ただただ発狂している姿を見ていると、自分で自分へのダメージを大きくしていくかもしれません。

過去の日本の政権や反日的なメディアが、精神的に未熟な隣国をあまりに甘やかせ、モンスタークレーマーへと成長させてしまったことが悔やまれますが、遅まきながらも少しだけ鞭を振るった現政権の姿勢は評価されます。

雇用情勢を見る限り、米国経済の堅調な消費は大きく変わらないと期待されるので、相場の方向性は投資家心理の回復次第。

大統領選挙を控えたトランプが徹底的に相場を破壊することは考えにくいので、今の安い場面で決算の良い銘柄を買う方法は有りと思いますが、投資家にとって日本はあくまでも後回しですから、まずは米国市場を良く見ることが優先です。

円高株安は、米国株を比較的安く買える環境でもあります。

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