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September 08, 2019

今週の相場(9/6時点)

今週のDOWは+1.5%、NASDAQは+1.8%、日経平均は+2.4%。

ドル円は106円30銭→106円90銭とやや円安。

珍しく日経平均の上昇率がNYを上回っているのは、今週の株価上昇がファンダメンタルの改善に基づくリスクオンというよりは、過剰なリスクオフの修正とでも言った様相だったため、悲観論の強い方がより反発したということでしょうか。

DOWのチャートは1か月ほど続いたレンジから抜け出しました。

Dow09077

外部環境の実態はさほど変わっていません。

明るい要素として指摘されている米中貿易交渉再開は、10月1日の国慶節に向けたリップサービス的な面が強く感じられ、そもそも米中覇権争いには当分終わりがありません。

香港では「逃亡犯条例」が公式に廃止宣言されましたが、これは民主化勢力が要求する5つの要求の一つにすぎませんし、全てを香港警察に丸投げした当局側との溝は深く、落としどころが見えない中で衝突は続いています。

英国では、10月離脱に拘る首相と、合意なき離脱を避けたい議会が対立し、更に混迷は深まっています。離脱した際の北アイルランドの国境管理という最大の懸念は置き去りにされ、選挙や離脱時期の延長の有無という政治的争点だけが表面化しています。

8月の米雇用統計は、NFPが+13万人と、予想の15万8000人を下回ったものの、労働参加率が前月比0.2%上昇して63.2%となる中で失業率3.7%を維持。
平均賃金は前月から0.4%増加。前月の0.3%を上回り、前年比でも3.2%と13カ月連続で3%以上です。

総じて堅調な内容ですが、強すぎなかった点が利下げ派に有利に働いて相場を支えるとの解釈もされています。

米長期金利は先週の1.49%→1.56%まで上昇。2年金利は1.54%ですので、先週の逆イールド瀬戸際状態からは脱しました。

為替相場では、ドル一強がやや修正されて、ドルインデックスは98.9→98.0。

ドルしか買えない、米国債しか買えない、という強迫的心理がやや緩んだのが今週の相場でした。

外部環境が特段変わっていないのにチャートだけ改善したとも言えますが、米国ISMインデックスによれば、製造業が米中関係緊張の影響で悪化しているものの、非製造業は好調ですので、この点が過剰な悲観の修正を正当化したという見方は出来そうです。

何はともあれ、先週よりも投資家の懐具合が良くなったことは事実なので、今後は更にファンダメンタルが後押ししてくれるのかどうかと、9月18日のFOMCに向けての観測が注目点になりそうです。

CMEの金利先物市場では、9月利下げ織り込み確率が90%。先週の95%からは若干後退したものの、お願い気分が圧倒的多数派です。

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