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September 29, 2019

今週の相場(9/27時点)

今週の株式は弱く、DOWは0.4%、NASDAQは2.2%、日経平均は1%、いずれも下げました。ドル円は、107円50銭→同90銭と堅調でしたが、108円の壁(?)に近づいています。

NY時間の金曜日、「米政権が中国への証券投資の制限を検討」との報道でアリババのADRが5%以上も下げるなど中国関連全般から資金が引き、また半導体のマイクロンは業績見通しが嫌気されて11%下げました。

マイクロン株の反発は6月の33$から始まっており、そこから42$辺りまでの反発はまあ妥当かと思われましたが、勢いあまって50$まで買い上げたのが調子に乗りすぎで、その分が剥落しました。

これに代表されるように、市場には「あぶく」の部分が一定程度乗っている状態かと思われます。

日本株は比較的「あぶく」の部分が少なく、依然としてバリュー投資の対象とは思われるものの、為替や中国景気への依存度が高いため、フラジャイルです。

米国長期金利は1.72%→1.68%と、株安でリスクオフ方向ですが、2年が1.63%なので、逆イールドではありません。

総じて今の相場は、買い材料に乏しいものの、株価対策をする政府・中央銀行に逆らってショートするには時期尚早という感じでしょうか。

全体が膠着するなら個別IPOでお祭りしたいというのが強欲投資家の常ですが、一部で期待されていた「WeWork」が、想像以上の赤字体質でIPO延期、大麻を吸うCEOが事実上の解任という混乱状態。既に29%の株式を保有すると言われるソフトバンク株は2か月で3割近く下落し、時価総額で3兆円を失いました。

一時は5兆円と言われたWeWorkの企業価値は今や5分の1程度と言われており、4兆円の期待値が消えました。

市場のあちらこちらで発生した「期待の剥落」は、期待だけで支えられた(?)仮想通貨(暗号資産)市場にも波及し、1万ドルで推移していたビットコインが一気に2割ほど目線を落として8000ドル近辺へ下落。

プロ投資家は買うものがないので、マイナス金利のドイツ債を更に買い進めるという、まるでQE4を本気で待っているような様相です。

今月中旬、米国短期金融市場においてレポ金利が10%にまで急騰し、FRBが10年ぶりに資金供給の介入をしたというのも、どこかで信用収縮の芽が育っていることを窺わせる気味の悪い話です。

こんな相場では余計なエネルギーを使わず、体力を温存しておくのが得策であろうと思われます。

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