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October 27, 2019

今週の相場(10/25時点)

今週のDOWは+0.7%、NASDAQは+1.9%、日経平均は+1.4%。日経平均は5日続伸して年初来高値を更新中です。

ドル円は、108円40銭→同60銭台と僅かなら円安。株高とドルの反発に支援されて、じりじりと108円の壁を登っていますが、対する抵抗軍の力も相当に強く、109円突破確率は五分五分くらいの感じでしょうか。

ドルインデックスを見ると、10月に入って99から97.3まで下降していましたが、今週は97.8まで反発。もう少しドルの反発が続くのか、また下げ基調に戻るのかもドル円に影響しそうです。

米長期金利は1.75%→1.79%へ上昇。2年金利は1.62%で、逆イールドの懸念が遠のいたことも株への投資を促しています。

今月末最大のイベントかと身構えていたブレグジットは延長戦となることが確実となり、米中協議も互いに進展した振りをしようと合意された様子のため、米企業の7-9決算の結果に集中できる環境ができたようにも見えます。

投資家の多くが気にする半導体銘柄は、テキサスインスツルメントが駄目駄目でもインテルは良いとか、マダラ模様ながらも全体としては戻り基調と言えそうで、日本が強みとするハイテク系部品銘柄も概ね堅調な推移です。

CMEの金利先物市場では、今月のFOMCでの利下げ織り込みが94%ですが、特にFRBから強い牽制発言が聞こえてこないので、このまま利下げされるのでしょう。

本来FRBは、株が下がったら利下げする役割でしたが、いつの間にか株が下がらないように予防的に利下げするという予知能力が求められるようになり、今はその能力をいかんなく発揮し、潤沢な資金供給によって株も債券もコモディティも支えられています。

そのため、ボラティリティで収益を挙げようとするビジネスモデルは成り立ちにくく、比較的割安なアセットに資金を配分するバリュー投資型のパフォーマンスが相対的に有利となり、出遅れた日本株には好ましい環境になっているとも見えます。

また、今年前半に株式必勝法と言われて流行した「米株ロング、日本株ショート」にも、時間の経過と共に、やや巻き戻しが入っているかもしれません。

多くの先進国債券はマイナス金利であり、資金は潤沢ですから、景気が下降気味でも株式からの資金逃避は以前ほど進まず、有り余る投資マネーを今どこに置いたら有利なのか、という基準で資金が循環(徘徊?)しているようにも感じられます。

そもそも相場というものは、人間の感情を反映し、しばしば大きなクラッシュをするものと考えられていましたが、政府と中銀の大胆な介入によって官製相場となり、かつトレードの主役はAIですから、感情による起伏を排し、「誰も不幸にしない温泉相場」を目指しているかのようです。

この緩い相場を支えているのはバランスシートを膨張させる中央銀行であり、いくら大きくなっても破裂するということは無いので持続性がありますし、米政策金利にはまだ下げ余地があります。

一方の民間債務には限界があるので、どこかで大きな信用収縮の連鎖が起こることが懸念されていて、例えばWeWorkのIPO延期などにネガティブな変化の兆しを感じることも出来ますが、まだまだパーティは続きそうというのが全体の風向きのようです。

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