« 今週の相場(11/22時点) | Main | 今週の相場(12/13時点) »

December 01, 2019

今週の相場(11/29時点)

今週のDOWは+0.6%、NASDAQは+1.7%、日経平均は+0.8%。

ドル円は108円60銭→109円60銭台と1円の円安。株高に支援された円ショートポジションの増加でしょうか。

トランプ大統領が香港人権法に署名するという米中貿易交渉にはネガティブな材料がありましたが、中国の「報復措置」は口先に留まっており、相場は緩和的な環境の中でリスクオン継続でした。

そもそも、米中貿易戦争が始まる前に戻って材料的にはチャラですから、貿易協議の進展を高値更新する株高の材料にすること自体が無理筋のはずですが、それを言っちゃあおしめーよ、ということになっているようです。

では一体何が株高の真の材料なのかという点については、極めて緩和的な金融環境の中で株が選好されているから追随せざるを得ないという、分かったような分からないような話になりそうです。

米長期金利は1.8%前後で大きな動きは無く、CMEの金利先物市場では1年後のFFレートが1.3%前後で取引されており、来年も利上げはないだろうという前提で株への資金流入は続いている様子です。

為替の世界では、南米通貨の売りが目立っています。

ボリビアでは反米左派で多選のモラレス大統領がメキシコに亡命。

チリでは格差に怒った市民が暴動。治安部隊が撃ったゴム弾や催涙弾によって、少なくとも220人が視力を失ったと報道されています。

コロンビアでも大規模なストライキ。ドゥケ政権に対し、各種補助金の削減や労働・年金改革の停止を要求。最低賃金の増額や社会保障の拡充も求めています。

今週、ブラジル、コロンビア、チリの3通貨はそろって過去最安値をつけました。

また、北欧の通貨も全般に弱く、特にノルウェーのクローネが歴史的な安値水準。主力輸出品である原油やサーモンの値下がりが通貨安につながっていると指摘されています。

ノルウェー中央銀行はこの1年で4回目の利上げをして政策金利は1.50%と高水準ですが、それでもアメリカの1.75%には届かず、株高の上に高金利であるドル人気にひれ伏している格好です。

但し、今のところこうした一部通貨の下落がアジア通貨危機のように先進国株式市場に波及するとは誰も思っていないようで、その意味でも市場は楽観気分で溢れているようです。

 

|

« 今週の相場(11/22時点) | Main | 今週の相場(12/13時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 今週の相場(11/22時点) | Main | 今週の相場(12/13時点) »