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December 21, 2019

今週の相場(12/20時点)

今週のDOWは+1.1%、NASDAQ+2.2%、日経平均0.9%安。

ドル円は、先週の109円40銭近辺で変わらず。

米国株は相変わらず割高の壁を登っていく勢いがあり、各指数が何回最高値を更新したのか数える気もしませんが、日経平均は先週の上昇が大きかったので利益確定売りが入りやすく、水曜から3日続落の下げでした。

米長期金利は、先週の1.82%→1.92%と上昇。インフレ期待の上昇と解説されていますが、あまりに株が強いので、債券からの資金シフトが起こる「グレートローテーション」がまた語られています。

米国大統領弾劾については、下院で投票が行われて賛成多数となり、上院で弾劾裁判が行われることが決まりました。

とはいえ、熱くなっているニュース番組と民主党議員たちを他所に、市場はガン無視。弾劾のきっかけとなったウクライナ疑惑が、バイデン前副大統領の息子の高額報酬であったことには全く切り込まれず、トランプ憎悪が前面に出過ぎているため、却って民主党の空回りと見る空気感が存在します。

いずれにせよ、相場はプロレスには付き合いません。

相場に影響が大きいと言われ続けている米中関係については、ムニューシン財務長官が、「第1段階」の貿易合意に来月初めに署名できると「確信している」と述べたと報道されていますが、中国がどれだけの農産物をアメリカから買うのか、知的財産権保護に本気で取り組むのかなど、極めて懐疑的に見るべき部分が多く、株高の要因は、あくまで「隠れQE4」とも呼ばれるFRBの緩和姿勢かと思われます。

実際、FRBのバランスシートの急拡大が話題になっていますし、誰かに教えられたのか、トランプのFRB批判tweetも止まりました。

Frbbs22

WSJによれば、現在のS&P500のPERは、今後1年の予測値レベルで19.3倍。かなりの割高レベルですが、現在の低金利を考えれば何とか許容レベルという見方もされています。

株が買われているのは、現在の金利が本来あるべき金利水準よりも低いからとするなら、それは本来借りられない人にも誰かが貸しているということでもあり、危険な債務が積み上がっているという理解にもなります。

資産と債務が同時に膨張しているということは、もし資産が下げ始めれば、質の悪い債務から順にバランスシートの右側が崩れていって大問題に発展する。だから危ないと見れば悲観、だからそんなことは当局が防ぐはずと見れば楽観。

債務の積み上がりで支えている資産は、米国では株、日本では国債、中国では不動産ということになろうかと思いますが、どれもが「too high to fall」なのかもしれません。

 

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