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March 28, 2020

今週の相場(3/27時点)

毎日激しく動揺する相場を見ていると眩暈がしそうで、結局のところ上がったのか下がったのかさえ分かりにくいほどですが、DOWはここまで月間で15%安、昨日金曜日は4%安、週間では13%高でした。

NASDAQは今週+9%と上昇率はDOWを下回りました。日経平均は+17%でしたが、先物ベースだと+13%でDOWと同レベルです。

ドル円は先週の110円80銭→107円90銭と3円ほど円高ドル安。ドルインデックスも102→98とドル安進行。

これは、「世界何でも現金化」の視点からはリスクオンです。

米長期金利は先週の0.88%→0.66%。低金利化は通常リスクオフですが、「世界何でも現金化」の視点からはリスクオンです。

原油先物相場(WTI)は、22.4$→21.8$に下落。アセット投資の観点からはネガティブですが、原油コストが安いことは製造業原価と消費刺激の点からはポジティブです。

結局、大きく揺れ動いたものの、株も為替も債券も「世界何でも現金化」の視点からは明るい方向を見始めた、ということになります。

アメリカの週間失業給付申請件数は、リーマンショック時の5倍の328万件という衝撃の数字。アメリカのサービス業への打撃は、時給ベースで働く人々をあっと言う間に無給へと突き落としました。

米国議会は、総額2兆ドルの大型対策法案を成立させ、大人一人あたり最大1200$を支給、失業給付は週600$を追加支給。経済活動を休止したことによる犠牲者が、当面の苦境を乗り越えることが出来るよう支援策を講じました。

日本では五輪延期が正式決定。頭上を覆っていた雲が取り払われて相場は好感。

日経平均は火曜・水曜の2日間で16%も反発しましたが、その後に東京での感染者急増が判明。この週末は外出自粛が呼びかけられ、日本はコロナ被害が比較的軽微との前提が怪しくなったことで株価は急速に伸び悩む事態となりました。円高進行も日本株には逆風です。

相場はコロナ後を見据え、雲の先の晴れ間を意識しているように見えるものの、足元は晴れ間どころかますます視界不良となっていて、百貨店やSCは週末休業も目立ち、首都圏では買い物に出かけることさえ抑制される状況です。

なお、日本型BCGによる抗体が新型コロナに有効との説がSNS上で頻出していますが、まずは最初にこの疫学的な状況証拠を体系的に指摘したJSatoNotesを読むのが良いと思います。既にオーストラリアでは、この現象の医学的な検証作業が始まっています。

個人的には、J-REITを先週のS安時に加えて月曜朝にも買い増して、木曜までに全て売却。これが今回の下落相場の中で初めての成功トレードとなり、保有米国株の反発と合わせて、今月の投資用資産ダメージを7割方癒してくれました。

とはいえVIX指数は65と高水準で全く予断を許さず、今後も大波が何度も押し寄せると思いますが、現時点で引き続き保有している銘柄テーマは、引き籠りでも伸びる半導体、売られ過ぎの小売り、コロナ対策で伸びる医薬系といった感じです。

そもそも人類の歴史は感染症との共存の歴史ですが、特に日本人は清潔さと他者との距離感を重視する国民性であり、幾多の巨大な自然災害を乗り越えてきたのですから、必ずや今回も相対的に小さな犠牲によって苦難を乗り切ることが出来ると信じています。

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