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March 08, 2020

今週の相場(3/6時点)

今週のDOWは+1.8%、NASDAQは+0.1%、日経平均はマイナス1.9%。

ドル円は108円→105円30銭台へと大きく円高に振れました。先々週、定位置の108~109円から一気に3円ほど円安方向に動いた反動で、逆に3円ほど円高になった格好です。

一時は104円台に突入したことで、円ショートポジションの巻き戻しは相当程度進んだと思われるので、ここから株高ドル高に反発するのか、それとも円高第二ステージにまで進んでしまうのかの分岐点付近かと思われます。金曜日は、米国株が下げ幅を縮小したので、105円にとどまった印象です。

米長期金利はパニック的な債券逃避で、1.16%→0.77%。インフレ率を引けば、実質マイナス金利になったとも言われています。

投資家は自信を失い、方向性を見失っていますので、DOWは1000$レベルの上下を繰り返しています。

3月3日、FRBは市場の要求に応える形で0.5%の緊急利下げを実施しましたが、18日の定例FOMCを待てず、しかも通常の2倍の下げ幅ということで、逆にFRBの慌てぶりが印象付けられて株価は下げで反応。

そのため、更なる利下げ期待が高まり、CMEの金利先物市場では、今月再度の0.5%利下げが織り込まれる事態となっています。

FRBのパウエル議長は今回、後手にまわってしまった印象を与えたため、市場が先回りして大幅利下げ再催促となり、次回会合では利下げでも織り込み済み、下げなければ失望売りが予想され、FRBが先手を打てる状況に立ち直るのは難しい状況となっています。

2月の米雇用統計は、雇用者数が27.3万人増、失業率は3.5%と0.1ポイント改善、賃金は前年比+3.0%と、申し分のない堅調ぶりでしたが、投資家はコロナ前の数値には全くといって良いほど反応しませんでした。

DOWは先週より上がっているので、株式市場は一定の冷静さを維持しているかのようにも見えますが、むしろ債券市場の反応の方が気になるところです。

今後10年間、成長のない暗黒時代に向かっていくのか、パニック心理が作り出した一時的なものなのか。判明するのは少し先になりそうです。

米国株が急落した理由として、コロナウイルスによる経済停滞、サンダース旋風、割高の3つを先週挙げましたが、サンダースよりはバイデンが選ばれそうですし、割高さはかなり解消されました。

問題はウイルスですが、現状は未知であること自体が恐怖を増幅しており、恐怖への怯えがウイルスの実体リスク以上に世界経済と人間心理を蝕んでいるように感じられます。

大恐慌後の1933年にフランクリン・ルーズベルトが言ったように、

「恐怖そのものを一番恐れなければならない(the only thing we have to fear is fear itself)」状態かと思われます。

個人的には、十分なキャッシュを残しつつ、安過ぎると判断されるものは買うと同時に、原油や小売り関係はブン投げて、医薬・IT分野の銘柄に入れ替えるようなことをしています。

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