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May 09, 2020

今週の相場(5/8時点)

今週のDOWは+2.6%、NASDAQは+6%、日経平均は+2.8%。

先週の後半が弱かったので、相場は経済再生の道程が長いことを反映して今週は相当弱いと予想していましたが、いつもながら全くの的外れでした。

ドル円は106円90銭→同70銭と僅かに円高方向。ドルインデックスも、1週間前と殆ど変わらず。

米長期金利は0.62%→0.68%と、一部の資金が債券から株へ移動した様子。

VIX指数は、37→28と大きく低下です。

歴史に残ると思われる米4月雇用統計は、就業者数が2050万人減、失業率は戦後最悪の14.7%。平均時給は前月比+4.7%、前年比+7.9%と急上昇し、低賃金労働者が真っ先に労働市場から弾き出されたことを示しています。

不要不急需要の消滅は経済的弱者に最も痛撃ですから、不要不急の復活は政治的にも最優先事項です。

雇用統計の中で明るい面を探すと、「恒久的な解雇」は11%で、78%は「一時的な解雇」。2008~09年の金融危機時は、逆に「一時解雇」が10%前後で、50%前後が「恒久解雇」なので、経済再開が早ければ、多くの人が職場に戻れる可能性がありそうです。

ちなみに、既に5百万人が職場に戻ったという記事がありますが、外食産業では客の戻りが悪いと従業員の職場復帰も遅くなりますので、順調な職場回帰が進むかどうかは客側の恐怖心次第です。

なお、雇用統計は衝撃的な数値ではありましたが、広い意味では予想された範囲であったと言えそうで、相場への影響は限定的でした。

反発を続ける米国株は、NASDAQが年初来プラスまで復活していますので、DOWとNASDAQを比較してみます。

Nasdow203

NASDAQはより高く上がり、底はより浅く、戻りはより速いのです。

こうした株価に対し、2000万人の雇用が消えた経済の実体からすれば、株式相場はあまりに楽観しており、今後は景気回復の遅さを実感して失望による二番底があるはずだ、という解説は、特にプロを自称する人達の間で多く聞かれますが、チャートからは、そうした懸念はあまり感じられません。

これは株式投資家が鈍感すぎるのか、そうした心配はとっくに織り込んでもっと先を見ているのか。

そもそもリーマンショック後の株式相場は、決して景気の鏡ではありませんでした。むしろ金利の逆相関指数であり、FRBのバランスシート拡大に敏感に反応する存在になったのかもしれません。

感染ワースト10ヶ国です。

Wa10kann 

アメリカはどうにか右肩下がりになっているところ。下の方でムクムク起き上がっている紫色は異色の放置プレイのブラジルです。

日本は言うまでもなく、感染状況も死者もワースト国群と比べて桁違いに軽微であり、政府がどう言おうとGW明けからは慎重ながらも活動を再開している人が増えているように見えます。

データからは感染爆発も医療崩壊も避けられており、徐々に経済活動のレベルを上げていくのが、常識的で妥当な判断です。

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