« 今週の相場(4/24時点) | Main | 今週の相場(5/8時点) »

May 03, 2020

今週の相場(5/1時点)

今週のDOWは0.2%安、NASDAQは0.3%安、日経平均は+1.9%でした。

ドル円は、107円50銭→106円90銭と、やや円高方向。ドルインデックスが先週の100から98台まで下がってきており、定位置の108円から降りてきました。これはリスクオンのドル安ではなくリスクオフの円高ということになるのでしょうか。

米長期金利は0.6%近辺で大きな動きはありませんでした。

先週、市場のかく乱要因となった原油先物(WTI)は、期近が20$近くまで反発し、ひとまず落ち着きを取り戻しましたが、また決済時期が近づくと警戒感が増すかもしれません。

今や誰もがその名を知っている「レムデサビー」ですが、振り返っておくと、まずはシカゴ大学での好結果がリークされて喜び、次に中国での失敗がWHOのサイトに一時的に公開されてがっかり、そして今週は初期臨床試験で肯定的な結果をあげたと公表されてアメリカは緊急的な使用を認可。その都度マーケットに大きな影響を与えてきました。

しかしながら、今週の米国株式市場は後半に失速し、DOWは月~水で858$上げ、木・金で910$売られました。

この薬の実際の効果については、「回復を早める」というのが正しそうですが、実際の治療現場では、もはやこれまでというくらい呼吸困難に陥っていた患者が本薬の投与によって急回復した事例も報告されており、個別ケースでは特効薬的な効果が出る場合もあるようです。

株式市場を巡るセンチメントは曲がり角に来ているような気がします。

3月20日前後の安値からここまでは、売られすぎに対する反発心が主体でした。どれほど失業者が増えようと、それは作られた不景気のせいですし、治療薬への期待もあり、基本は上を向いてきました。

アメリカで経済再開に最も野心的と言われるがジョージア州。部分的な緩和によって一部の店舗が営業を再開していますが、一番人が集まっているのは、どうやらビーチ。

ショッピングモールでは開店と閉店がまばらであり、従業員が怖がって出てこれないので営業再開できないという店舗もあるようです。

ここに至って、経済再開を急いでも、人々の恐怖感が「復興」を妨げるという残念な現実がクローズアップされてきましたので、特に利が乗っている半導体関連などは売り圧力が強くなって、週後半の下げになったと考えており、メディアで言われている米中摩擦激化などはあまり関係が無いように感じられます。

本当に安心感が醸成されるのはワクチンの完成だとすると、いくら先読みする株式市場といえども今から織り込むのは無理なので、ここまで戻ったことで良しとしようというムードと、折しも「セル・イン・メイ」が重なって弱気になった部分が目立ちましたが、そうは言っても流石に2年後には元の株価に戻るとするなら、2年で倍になる銘柄がゴロゴロしてるんだぜと考える買い等が下支えすることになろうかと思われます。

結局、株価が戻ってきたので、むしろ不安要因に目が向くというのは自然なことで、株式市場はしばらく弱気に推移する事態をメインシナリオとしつつ、長期的に期待できるものは無理のない範囲でHOLDしておきたいと思います。

 

 

|

« 今週の相場(4/24時点) | Main | 今週の相場(5/8時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 今週の相場(4/24時点) | Main | 今週の相場(5/8時点) »