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May 31, 2020

今週の相場(5/29時点)

今週のDOWは+3.8%、NASDAQは+1.8%、日経平均は+7.3%と、久々に日本株の上昇が主役でした。

急速に値を戻したNASDAQから出遅れ気味のDOWにマネーがシフトする中、DOW連動性の強い日経平均が有利となり、更には緊急事態宣言解除のご祝儀買い(?)が加わって、日本株のパフォーマンスが良好でした。

ドル円は安定の107円台、米長期金利は安定の0.6%台と、為替や債券市場からはノイズが発生せず、WTI先物が33$台→35$台と堅調だったことも株に追い風でした。

現時点で、NASDAQは今年の高値から3%安、DOWは同じく14%安の位置まで戻りました。

IT、ヘルスケア分野に比べて戻りが遅れているのは、やはりT&E(トラベル&エンタテイメント)セクター。ここから更に、コロナに負けなかった銘柄が伸びるのか、コロナに負けた分野こそ今後の伸びしろが大きいのか。

感染状況やワクチン開発の進展などによって、物色動向が左右されそうにも思われます。

経済をリスタートさせているアメリカでの感染状況は、右肩下がりの状況を維持できるかどうか、ギリギリのところです。

世界的な感染の中心は放置プレーで対応するブラジルですが、ボベスパ指数もブラジルレアルも他国同様に反発中で、マーケットはブラジル経済を特別に悲観視はしていない様子です。

Usabra11

なお南米よりも医療環境が厳しそうなアフリカ大陸で、感染爆発と言った状況が報告されていないのは、ちょっとしたミステリーかもしれません。

中国全人代では、香港に国家安全法制を導入する提案が採択されました。

トランプ大統領は、香港に関する関税や渡航の優遇措置を取り消すと対抗しましたが、これで困るのは香港市民であり、香港の特別性が失われれば、中国はむしろ「1国1制度」を進めやすくなります。

香港に進出する海外企業の間では、反政府デモが続く混乱よりは、中国の関与で治安が回復するという「劇薬」の方が望ましいという見方もあるようです。

米中関係は、そのイデオロギーの違いと中国の覇権的な姿勢から、新冷戦入りしていると考えられますが、既にヒト・モノ・カネが複雑に入り組んでいるので、米ソ冷戦のように完全に交流を絶って、東西二つの世界がパラレルに進むという状況には成り得ないと思われます。

いわば米中は、「Too big to fight seriouly」なので、今後も双方の経済に決定的なダメージを与えることは避けつつ、表面的にはガチに戦う「プロレス冷戦」が長期的に続くことになりそうです。

 

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