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June 28, 2020

今週の相場(6/26時点)

今週のDOWは3.3%安、NASDAQは1.9%安、日経平均は+0.1%。

ドル円は106円80銭→107円20銭と僅かながら円安。

米長期金利は、0.69%→0.64%へと、更に債券への逃避が進みました。

この4週間のDOWは、楽観→反省→楽観→反省という行ったり来たりの心理状態となり、結局は1ヶ月前とほぼ変わらない位置にあります。特に今週は、NY以外の大都市圏であるテキサスやフロリダなど南西部で感染者数が増え続け、経済活動への規制が再度強まることが一番の懸念材料であったかと感じられます。

ざっくり言って全米ベースでの感染者数は、4月に1日あたり3万人だったのが5月後半に2万人となり、十分に下がりきっていない段階で、経済再開の動きと黒人差別を巡る抗議運動もあって活動レベルが大きく上がったため、今は4万人ペースというプロセスになっています。

株式市場としては、このまま経済活動が回復していくというシナリオが崩れかけているので、当然今週は反省モードになりました。

また、FRBが金融機関のストレステストを行い、米国の主要銀行に対し、少なくとも9月まで増配や自社株買い再開の禁止を指示したことも金融株の重しとなりました。

NASDAQに関しては、感染の拡大に抵抗力があると考えられていることもあり、DOWがこの1ヶ月でほぼ横ばいに対し、5%ほど上昇ですが、新高値をつけた23日の10131ポイントからは4%下落です。

なお、2週前にも書きましたが、基本的にDOW連動の日経平均が本家よりも下げ渋る傾向が顕著になっています。リスクオフ気分が強い時期には、成長よりも下値の堅さが優先されることや、圧倒的に軽微な感染状況が評価されている可能性が感じられます。

また、株安でドルが安全通貨となると、ドル円が円高になりにくいことも日本の株価を支えてくれているのかもしれません。

日経平均の値をDOWの数値で単純に割った割合は、3週間前は84%でしたが、現在は89~90%です。

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June 21, 2020

今週の相場(6/19時点)

今週のDOWは+1%、NASDAQは+3.7%、日経平均は+0.8%。先週の反省で禊は済んだ(?)とばかりに、また上がりだしました。

主な材料としては、FRBの社債購入プログラムの詳細が発表され、広範な社債を買い取ることが改めて意識されたことと、5月の米小売売上高が前月比17.7%増と、予想の8.4%増を大きく上回ったことが挙げられるかと思います。

ドル円は、先週の107円30銭→106円80銭へと50銭ほど円高。この間、ドルインデックスは僅かながらドル高方向なので、為替市場は、「ドルは少し強く、更に円は少し強い」という反省の余韻が残った気分なのかと思われます。

米長期金利は0.7%近辺で、ほぼ変わらず。ポジティブサプライズの雇用統計で0.9%台にまで上昇したのは束の間の歓喜でした。

VIX指数は、35~36近辺で推移し、2週前の25という温泉気分(?)から、まだまだボラに油断できない状態へ戻り、Fear & Greed Indexは、ほぼニュートラルです。

DOWに関しては、2月高値から3月安値までの3分の2戻しで、200日線あたりで揉み合っており、経済の回復期待と感染拡大による景気の後戻り懸念がせめぎ合っているという巷の解説どおりかと思いますが、一方のNASDAQについては、バブルの初期症状という理解になりそうです。

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June 14, 2020

今週の相場(6/12時点)

今週のDOWは5.6%安、NASDAQは2.3%安、日経平均は2.4%安と揃って調整となり、先週の逆回転となりました。

先週は雇用統計の「1000万人サプライズ」もあって大きく上昇し、更にNASDAQは今週になって1万ポイントを超える新高値を付けるなど楽観が目立ち、いくらなんでも「はしゃぎ過ぎだろう」との反省が入り、ほぼ2週間前の状態に戻りました。

なお、日経平均が最も下げ渋ったことは少しだけ注目しても良いかと思います。日本はコロナ被害が先進国の中で際立って軽微ですし、世界中が低成長なら日本の低成長も目立たないということかと思われます。

米長期金利は0.89%→0.71%と定位置の0.6%台に近づき、ドル円は109円台から、これも定位置の107円台に戻りました。ドルインデックスも2週前の位置に戻り、先週のドル安分は修正されています。

素直にこの反省を受け止めれば、現在の株価の位置で強弱感が拮抗し、実力相応なのかもしれません。

ここまでの相場を振り返っておくと、まずニューヨーク証券取引所(NYSE)ですが、昨年末に23兆ドルあった時価総額は、3月の大底では約9兆ドル(日本のGDPの2倍)が失われ、そこから6兆ドル程度を取り返しました。

NASDAQは、昨年末に13兆ドルの時価総額があり、最大で4兆ドルを失いましたが、全て取り戻しています。

株価下落の一方で、FRBのバランスシートは4兆ドルから7兆ドルと3兆ドル拡大し、財政は既に3兆ドルあまりが決定・支給され、更に3兆ドルの追加法案が審議中です。

無理やり大雑把な数字合わせをするなら、NYSEとNASDAQで失われた13兆ドルに対して、予定を含めて9兆ドルが穴埋めに投下されたため、ほぼ同額の時価総額が回復したという理解になります。

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June 06, 2020

今週の相場(6/5時点)

今週のDOWは+6.8%、NASDAQは+3.4%、日経平均は+4.5%ですが、金曜夜の上昇を反映した先物ベースだと、日経平均は+5.9%と、DOWに近い数値です。

米長期金利は0.65%→0.90%と急上昇し、心理的な節目と言われていた0.8%を一気に突破。債券から株へのローテーションを思わせます。

ドル円は、107円80銭から109円50銭台へと、こちらもコロナ前の定位置だった108円を一気に超えて、2円近く円安が進みました。

為替市場の全体像としては、この1ヶ月ほど株高による安心感からかドル安が進んでおり、ユーロドルは1.08→1.13台まで買われ、トルコリラでさえ、対ドルで0.138→0.148と7%ほど上昇していました。

それでも円高にならなかったのは、円もドルと同じ方向で売られていたためで、結果としてクロス円でばかり円安が進む状況だと解説されていましたが、とうとうドルに対しても円売りが始まりました。

「円もドルも弱く、円はドルよりも更に弱い」というのは、伝統的で典型的なリスクオン状態です。

通常、株<為替<債券、の順に冷静になっていくと言われますが、最も楽観的な株式市場に、とうとう債券も為替も追随してきたように感じられます。

注目されていた5月の米雇用統計は、スーパーびっくりポンの良い結果でした。

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