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August 02, 2020

今週の相場(7/31時点)

今週のDOWは0.2%安、NASDAQは3.7%高、日経平均は4.6%安。一時は感染抑制状況がアメリカに優り、米国株よりも底堅さを見せた日本株は本来の脆弱性を発揮し、惨憺たる結果となりました。

東証では全33業種が下落し、期待の半導体関連でも金曜日のアドテストがS安となるなど、業績不振、感染再拡大、円高進行の三重苦で、買い材料皆無の状況と言えそうです。

ドル円は、先週の連休前22日の107円10銭→105円90銭。一時は104円10銭と、3円もの円高でした。

米長期金利が、0.58%→0.53%と低下したこともあり、今週の話題はドル安に尽きるという相場環境でした。

そもそもドルが大量発行されることは、2兆ドルの経済対策法案が成立した3月に分かっていた話ですし、FRBが実質ゼロ金利にしたことで金(ゴールド)が有力な投資先になるだろうということも同時期から言われていました。

ここに来てドル安に焦点が当たってきたことは、世界中で感染者が再拡大基調にあって景気の早期V字回復が絶望的となり、FRBが長期的に実質マイナス金利を継続させざるを得なくなったとの観測によって、今最も攻撃しやすいのはドルだ、と市場が標的に定めたということかと思われます。

ドルインデックスを見ると、7月22日に節目の95を割ったことで、テクニカル的な面でもドル売りに弾みが付いたと言えそうです。

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世界での現金はドルですから、ドル安はドルで借金しているアメリカの負債負担を減らし、ドル換算で価格を表示する全ての資産の名目価格を上昇させることになります。

ドル安は、普段は放置されがちな代替通貨的コモディティへの投資意欲を刺激し、この1ヶ月で金は10%、銀は34%上昇し、ビットコインは1週間で9600$から11700$まで2割上昇しました。

やや投機的にも感じられるこのドル安プレイがどれだけ持続するかは分かりませんが、普段は退屈なアセットをある程度保有しておくことは自分を助けてくれますし、また欲張り過ぎずに、上昇局面である程度現金化しておくことも現実的な対応と考えられます。私は、昔買った金のETFやビットコインをチビチビ売って生活の足しにしています。

DOWは、かなり前から景気回復の踊り場を意識していたのか、もう2か月も26000$近辺で足踏み状態ですが、外出抑制さえ栄養分とする銘柄の多いNASDAQは、初めて10000ポイントを超えた6月10日から2か月も経たずに7%上昇しました。

今週はアップル、アマゾン、フェイスブックが揃って好決算を出して株価上昇となりましたが、言ってみれば寡占企業がますます独占化の道を進んで富が集中している訳ですから、この状況を本当に我々は好感すべきなのかという課題も突き付けられています。

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