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December 06, 2020

今週の相場(12/4時点)

今週のDOWは1%上昇して3万ドル突破、NASDAQは+2.1%、日経平均は+0.4%。

とりわけ半導体系は好調で、SOX指数は+6%。マイクロン(MU)は新高値となって真空地帯を+14%、地味系のウエスタンディジタル(WDC)が+13%、忘れられた巨人(?)のインテル(INTC)が+9.5%でDOW銘柄中上昇率2位など、軒並み買われています。

出遅れ代表の百貨店では、メーシーズ(M)が+8%、ノルドストローム(JWN)が+18%と、外出できる生活への期待が高まっています。

米長期金利は0.84%→0.97%、ドルインデックスは91.8→90.8、ドル円は104円10銭台で変わらず、VIX指数も20.8で変わらず。この程度の金利上昇であれば、リスクオンのドル安継続という風景です。

11月米雇用統計は、就業者数が24万5000人の増加と、10月の61万人増から大きく鈍化。追加の経済対策の必要性が高まったとの観測からか、株は強気、金利は上昇という反応です。

グラフはバリューとグロースの比較ですが、ワクチン成功ニュースの出てきた11月中旬からバリュー優位への変化が見られます。

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為替市場ではユーロドルが節目の1.2を超えたこともあり、今後もドル安が続くとの観測が大半で、米シティグループは、来年のドルは20%下げるとの予測を出していますし、JPモルガン(日本)はドル円100円割れ予想で、円高と株高の共存を見ています。

アメリカの全就業者数の推移は、年初の152百万人→130百万人(4月)→143百万人(11月)となっており、ざっと900万人が復職できていないと見ることが出来ます。

労働経済が専門のイエレン財務長官が就任した場合、この状況を静観するはずがなく、かつてとは逆に、イエレンさんが国債を出し、パウエルさんが買い取るという「連携」ゲームが相場を支えるという見込みが、投資家の強気心理を支えています。連携が機能するなら、依然としてドルは株やコモディティに逃げ、更には新興国にも出ていくだろうと考える人が大半であり、韓国株ETF(EWY)やポーランド株ETF(EPOL)といったマイナー銘柄も+7%です。

株価は既にバブル領域と言って良い高値圏と見えますが、今は上昇のモメンタムが異常に強く、またワクチン効果で、出遅れ銘柄ほど買われやすい環境でもあり、もうしばらくは強気継続のセンチメントが支配的と感じられます。

振り返って、11月の上昇率ですが、DOWとNASDAQが12%に対し、日経平均は15%という記録的な数値でした。日本株の急騰が「騙し」なのか、成長率よりもPBRの水準訂正を目指す「大相場」の兆しなのか、ハッキリするまでは、日本株にも一定のポジションを残しておく必要がありそうです。

先述のインテルが典型ですが、一旦見捨てられていた銘柄にも目が向けられやすい環境でもあり、ダメ株見直し候補としては、配当利回りが良いだけで過剰投資のTとか、原油価格頼みのXOM、CVX、BP(英)などが考えられますし、日本は特に、日産、東芝、キヤノン、多くの金融株など、ダメ銘柄の宝庫です。

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