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January 01, 2021

2020年の相場(12/31時点)

新年となりました。皆様にとって良い年になりますように祈念いたします。

2020年のパフォーマンスは、DOW+7.2%、S&P500が+16.2%、NASDAQ+43.6%、日経平均+16%でした。日経平均はS&P500とほぼ連動し、バブル後最高値を更新しましたが、一部の銘柄だけで上昇したのは気になります。(7銘柄だけで上昇した今年の日経平均 7割はマイナス)

NASDAQの+44%は驚愕とも言える成績ですが、在宅ワークで恩恵を受けるハイテク銘柄が多いことと、低金利によってハイパーグロース銘柄への成長期待感が大きく押し上げられたことが要因かと思います。

米長期金利は年間で1.92%→0.91%へ低下。FRBはインフレ率2%まで利上げしないとしているので、実質金利がマイナスの状態の長期化が材料視され、ドル安が進みました。ドルインデックスは、96.5→90と7%低下、ユーロドルは1.11→1.22へと1割高、ドル円は108円→103円と5%の円高です。ドル安を最も反映しやすいと思われる金価格は、1520→1898$と25%の上昇でした。

今年の相場の最大ファクターは、新型ウイルスへの恐怖心から低金利と財政の急拡大が人為的に引き起こされたという点で、世界の主要9中銀の資産は、21.3兆ドル→31兆ドルと45%増加し、世界の株式時価総額は85兆ドル→100兆ドルと18%増加したと報道されています。

リーマンショックでは、人を見たら毒饅頭(サブプライムローン債券)と思え、がキーワードとなり、誰にも貸したくないムードによって、誰の債務でもない金が買われ、ビットコインが生まれる契機ともなりました。

現在は、人を見たらウイルスと思え、がキーワードとなり、人間同士の接触が極端に控えられた代わりに大量のマネーが新規に発行され、様々なアセットクラスの価格を押し上げました。リーマンショックの時は金融機能がズタズタとなり、信用度の低い負債依存体質の企業が退場することとなり、J-REITでさえ破綻しました。

現在は特に何かのインフラが傷んでいるわけではなく、空港も飛行機も町のレストランも、フル稼働できる状態なのに敢えて止められているだけです。加えて低金利とマネー膨張というプラス要素があるので、株価水準の期待値はコロナ前よりも押し上げられる結果になりました。

2021年の相場の鍵となるのはドル相場かと思います。ほぼ全ての人がドル安を前提にしているので、もしこの予想が外れると、相場付きは全く変わることになりかねません。

ドル安は新型コロナと関係が深く、アメリカでのダメージの深刻さが低金利と財政拡大の正当化をもたらしているので、もし想定以上にコロナからの回復が早いと、前提が崩れます。

2020年の大きな話題の一つは、ビットコイン(BTC)の復権でした。

今のアメリカ、特に若い世代は何でもアプリの時代であり、アプリに入ってしまえば、現金も株もBTCも、どこをタッチするかの違いしかありません。

これからアメリカでは二度目の給付金が配られますが、これはスクウエア(SQ)のCASHアプリでも受け取れるので、そのまま株やビットコインに投資することが可能です。

もしバイデン政権が更に給付金を増額するなら、それはまたアプリから株やBTCというルートが強化されることになりますが、残り2議席が未定の米上院選挙の結果も、そうした政策に影響します。いずれにせよ、変わり身の早い対応が必要かもしれません。

 

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