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February 20, 2021

今週の相場(2/19時点)

今週のDOWは+0.1%、NASDAQは1.6%安、日経平均は+1.7%。

米長期金利は1.21%→1.34%、ドルインデックスは、90.5→90.3、ドル円は104円90銭→105円40銭。

金利上昇警戒で米国株は小休止し、グロース銘柄の多いNASDAQはマイナスでした。ドル安ですが、円高にはならず、日本株買いと円売りが力を増しています。

クロス円も上昇傾向であり、為替市場も円キャリー的な楽観ムードの広がりが感じられます。「ドルは安く、円は更に安い」は、リスクオンの典型です。

今年になってからの上昇率は、DOWが+3%、NASDAQが+7.7%、日経平均+9.4%と、節目の3万円を30年振りに回復し、景気敏感性の強い日本株への関心は高まっています。

NY連銀のウィリアムズ総裁は、資産価格が暴走していることを示す証拠は見当たらず、雇用や物価はFRBの支援を必要としているとの考えを示し、イエレン財務局長も大規模な財政支援政策を支持しているため、政府公認の大宴会はまだ続きそうです。

18日の米議会公聴会では、主にロビンフッド社が議員の標的となりました。同社は手数料無料を実現するため、取引情報を高速(高頻度)取引業者に流し、そのリベートを収益源として株取引のゲーム化(?)を進めてきました。

株取引初心者に対してオプション取引などのリベート率の高い取引を誘導しているとすれば、金融界の「適合性の原則」に反していると看做されてビジネスモデルの見直しを迫られるかもしれませんが、それがマーケット全体の温泉気分をひっくり返すことにはならないと思われます。

イーロン・マスクは、ドルの実質金利がマイナスである以上、法定通貨の代替通貨を探さないのは「愚か者だけ」だとツイートし、ビットコインは、相変わらず強い上昇軌道を維持しています。

ある意味で彼の発言は正しいのですが、暗号資産は通貨ではなく、その足元が盤石なアセットなのかどうか、まだ歴史の評価は定まっていません。いつ逆回転が始まっても不思議ではないので、節目ではチビチビ売っています。

ビットコイナーから神と呼ばれる早稲田大学教授の岩村充氏は、「ビットコインの本源的価値は電気代。テスラがビットコインを買って価格が上昇するとマイニングが活発になって電気代が上がり、本業のEVにマイナス。イーロン・マスクは、その矛盾に気が付いていないのだろう」と語っています。

今や、米国株よりも割高だという人もいる日本株ですが、セクター別に見ると、今週の上昇率上位は、海運、鉱業、精密機器、銀行といったところです。基本的に、新しい企業が育ちにくい日本株市場では、やはり「コロナ前に戻り切っていない銘柄」に、投資妙味が大きいと思われます。

コモディティ市場では、銅がまた買われて週間上昇率は7%。直近3ヶ月では、テスラよりもフリーポートマクモラン(FCX)の方が、上昇率が高くなっています。

市場に有り余る投機熱が、商品相場を更に押し上げてしまう可能性も、少し意識しておきたいところです。

【CRB指数長期チャート】

Crblllk

 

 

 

 

 

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