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February 27, 2021

今週の相場(2/26時点)

今週のDOWは1.8%安、NASDAQは5%安、日経平均は3.5%安。DOWとNASDAQは50日線、日経平均は25日線近辺にありますが、久々の纏まった調整となりました。

米長期金利は1.34%→1.41%、ドルインデックスは、90.3→90.9、ドル円は105円40銭→106円50銭と、金利高でドル高。米長期金利が瞬間風速で1.6%まで上昇し、多くの人が意識する1.5%を超えたため、株式市場の狼狽売りを誘ったと言えそうです。

為替の世界では、ドル安プレイだった各種通貨が週後半のリスクオフで下落したものの、円高は起こらずに円安。もはや円は安全通貨でも避難場所でもなく、ドルだけが逃げ場となったかのように見えます。

なお、長期金利上昇でイールドカーブはスティーブ化しているためか、こんな地合いでも日本のMUFJ株は僅かながら+1.5%と上昇でした。

急激な金利上昇は、特にハイパーグロース株に不利に働くとされており、テスラが14%安、リモート医療サービスのテラドックが24%安など、いわゆるARK系銘柄が特に嫌われました。

そもそも金利上昇の背景は、コロナ後の景気回復や各国の財政悪化によるインフレ期待率の上昇ということかと思いますが、これまで低金利と過剰流動性を背景にバリュエーション無関係に買われてきた銘柄は、流石に命運尽きたかのようにも感じられます。

ARKのキャシー・ウッドは、下がった局面で更にテスラを買い増したようですが、良い子が見習うべきスタイルとは思えません。

コモディティでは、金・銀・銅は小動きでしたが、今年になって2割ほど急騰していたプラチナが7%安。一方、WTIは4%高。金利上昇は直接的に原油相場に影響を与えないということなのか、景気回復の良い面をWTIは反映している様子です。現在のWTIの61$台は、2019年12月水準ですから、一時はマイナス価格にさえなった2020年の悪夢は完全に乗り越えました。

日米株価は共に投資家が意識する移動平均線付近にあり、過度に悲観する必要は無いと思いますが、とはいえ金利上昇恐怖がすぐに癒える訳でもないので、しばらくは神経質な展開が続くと考えるのが一番自然なスタンスかと思います。

日経平均の2020年は+16%でしたが、今年もザラ場高値30700円で見ると+12%と、既にひと相場やってしまった感もあります。個人的には、金曜の安いところで少しだけ買戻しをしましたが、それ以上積極的に落ちてくるナイフを拾うのは控えようと思います。

今後の好材料としては、3月に予定されているバイデンのお助け法案の成立があります。1.9兆ドルと言う規模の縮小や、既に相場に織り込まれている可能性もありますが、また株式市場への資金流入を期待している人は多そうです。

ビットコインは600万→500万に調整しましたが、どうにか25日線は維持しているようですし、コインベースの上場が決まったと報道されているので、このネタで盛り上がるなら、今年最大の売り場になるのではないかと見ています。

株式市場をおさらいしておくと、2020年のパフォーマンスは、DOW+7.2%、S&P500が+16.2%、NASDAQ+43.6%、日経平均+16%。2021年はここまで、DOW+1%、S&P500が+1.5%、NASDAQ+2.4%、日経平均+5.5%。金利が穏やかに上昇し、それを吸収しつつ2月を乗り切るなら、もう少し上を楽しめそうにも思います。

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