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February 14, 2021

今週の相場(2/12時点)

今週のDOWは+1%、NASDAQは+1.7%、日経平均は+2.5%。日本株はトヨタが週間で6%上昇するなど、赤字縮小を含む決算上方修正に敏感に反応した印象があります。

米長期金利は、1.17%→1.21%と、昨年2月レベルにまで上昇。ドルインデックスは、91→90.5とやや低下し、ドル円は105円40銭→104円90銭。

コロナ後の景気正常化を睨んで金利は上昇しており、どこまで株高と共存できるのかが投資家の最大の関心事と言えそうです。アメリカの平均的なインフレ率である2%までは大丈夫という意見もありますが、上昇スピードや追加財政規模との兼ね合いもあり、予想が付きません。

週初にテスラがビットコイン(BTC)に1500億円投資したこと、およびテスラ車をBTCで購入できる構想が明らかになってBTCは暴騰し、400万円から500万円近辺に居所を変えました。

マスターカードが暗号通貨に年内に対応、保守的で知られるBNYメロン銀行が、仮想通貨の資産管理サービス開始など、BTCを受け入れようとする金融業界の動きは活発となり、BTCへの投資を刺激しています。

世界一の富豪となったイーロン・マスクの影響力は超ド級であり、彼の一言で市場は大きく動きますが、そもそもバブル的な高値を付けているテスラ株とビットコインが時価総額でほぼ同額となったことに加え、彼の発言でカップリングのイメージが植え付けられたことは大きな危険性も孕むこととなり、どこかの時点で全てが同時に崩壊する可能性も高まったように感じられます。

私は、マウントGOX事件でBTCに興味を持ち、2014年後半に初めてBTCを購入したので、かなり長期間BTCの浮き沈みを観察してきた方だと思います。その自分の根拠なきドタ勘では、2017年の200万円近辺が頂上だと思っていましたが、現状はそれを大きく超えています。

最近のBTCの認知度の高まりは、ある意味で自分の見通しが当たったということになっていますが、一方でBTCの本質的な価値が高まっているようには感じられません。

BTCがいかに金融業界に受け入れられようと、決済の手段として使用される必然性が高くなったから価格が高騰した訳ではなく、上がるから買う、買うから上がるというだけの話に見えます。今はBTCの価格が上がるから保有する意味がありますが、価格上昇が止まってしまえば、わざわざ現金をBTCに換えて決済するアホはいません。

アメリカが更に財政赤字を拡大しそうなことは、金(GOLD)やBTCのヘッジ需要を高めるので、その意味で保有するのは一定の合理性がありそうですが、いわば敵失で評価されている状況なので、その持続性には疑問があります。

BTCが今の市場で熱く語られるほど、長期ビットコイナーの頭の中は冷えてきているのではないだろうかと想像します。

イエレン財務長官は12日のオンラインG7で、「今こそ大胆な財政出動に踏み切るときだ」と各国にも協調的な追加策を促したそうで、だとすれば株式もモメンタムはまだ上でしょうから、ポジションは殆ど落としていません。

この熱狂相場を降りるべきタイミングは、もう少し先になりそうだというのが今の判断です。

 

 

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