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March 21, 2021

今週の相場(3/19時点)

今週のDOWは0.5%安、NASDAQは0.8%安、日経平均は+0.2%。

米長期金利は1.63%→1.72%と上昇したものの、ドルインデックスは、91.7で変わらず、ドル円も109円→108円90銭とほぼ変わらず。

ネット上では、米長期金利の急上昇で株が急落という声が目立ちますが、実は株も為替も、指数的には大きな動揺はありません。

ちなみにTOPIXは週間で+3%と堅調で、私の日本株ポジションも好調でしたが、米国株は少し凹みました。バリューの日本株>グロースの米国株ということかと思います。

日経平均がTOPIXを大きく下回ったのは、日銀のETF購入がTOPIX型のみに変更されたことが要因とされています。これについて、日経平均はグロースでTOPIXはバリューだから、と解説する人もいます。

ハイパーグロース銘柄に目を転じると、テスラとズームが6%安。IT系では、スクウエアが7%安、オクタが6%安と下げが大きく、ペイパルは4%安、ドキュサインは2%安と比較的軽微。グロース銘柄の反発に賭ける場合、今後も銘柄によって差が出てくる展開を予想します。

長期金利の上昇は、景気の過熱によるインフレ懸念が主因と言われていますが、要するにコロナバブルが終了するサインと考えれば、今後の相場は非常に穏やかな上昇しか期待できない可能性も大いにありそうです。そもそも世界の現実は低成長です。

FOMC後のパウエル議長の発言は「何も変わりません」でしたが、これが長期金利の抑制策を期待していた一部の投資家の失望を招き、長期金利の急騰を引き起こしたという見方があります。

またFRBは、大手銀行に対する資本面の優遇策である「補完的レバレッジ比率(SLR)」の条件緩和措置を、3月31日で打ち切ると発表。これによって銀行が国債を買いにくくなるので、金利上昇に拍車をかけるという懸念もありましたが、19日の市場では大きな混乱は見られませんでした。

パウエル議長に関しては、市場が求める政策が出てこないため、マーケットとの対話が下手だという批判の声も聞かれますが、逆に言えば、甘えた投資家の声には耳を貸さず、あくまで市場の自然な機能を優先するという哲学の現れという見方も出来そうです。

米国市場でのリア充銘柄のパフォーマンスを確認しておくと、今週はボーイングが5%安、ディズニー3%安、アメックス5%安。旅行やホテル関連もかなり物色されてしまい、出遅れを探すのは難しくなっています。おそらく最大の出遅れ銘柄の一つはクルーズ船のカーニバル(CCL)でしょうが、リスクが高すぎて流石に買えません。

コモディティ相場では、WTIが66$→61$台へと7%近く急落。過剰なリスクポジションの整理が始まった象徴だと思われます。

昨年のように、猿でも儲かる相場は終了して、ノーマルな低成長相場に戻るための切り替えの痛みが局所的に出ている相場付きとも感じられます。米長期金利が2%超まで上がっていく可能性は十分あるでしょうが、1.5%に戻ってくれる可能性は低そうですから、シートベルトは必要です。

なお、ハイパーグロース株がガタガタしている割に、ビットコインは比較的安定しています。やはりコインベースのIPOが、今年最大の期待材料になっているのだろうと思われます。

週末になって、ルネサスの主力である那珂工場(茨城県)が火事になったとのニュースが入ってきました。週明けの半導体と自動車銘柄の動静は気になります。

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