今週の相場(4/2時点)
NY市場は金曜日が休場で4日営業でしたが、DOWは+2.4%、NASDAQは+2.6%、日経平均は+2.3%。DOW>NASDAQが6週間続きましたが、久々に僅かながらNASDAQのパフォーマンスがDOWを上回りました。
全体の景色としても、グロース銘柄に買いが戻りつつあり、日本株の週間セクター別でも、海運や鉄鋼がマイナスで、電気機器がプラスでした。ソニーが12000円復帰、東京エレクトロンが5万円台などが目立ちました。
米国株では、グロースの象徴とも言えるARKKが+6%と、前週のマイナス7%から反転しています。
米長期金利は1.67%→1.71%、ドルインデックスは、92.7→93とややドル高、ドル円は108円90銭→110円60銭と円安。シカゴ筋ポジションは、この3週間ネット円ショートに転じてポジション増加中です。
米国の3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+91.6 万人と予想の+66.0万人を上回り、失業率は前月より0.2%改善して6.0%。平均時給はマイナス0.1%と、比較的低賃金のサービス業従事者の職場回帰が進んでいることが窺えます。
アメリカでは、ワクチン接種者が1日で350万人まで増加し、これは100日で人口を超えるペースです。7月4日がウイルスからのインディペントデイになることを期待しています。
雇用統計後の先物市場では、金利高、ドル高にも関わらず、日経平均CFDが3万円を回復し、DOWも150$ほど上昇しています。今月になって、新年度入りした日本の機関投資家がドル債を買うことで金利上昇がある程度抑制されるだろうとの期待も語られています。
3月初めのNASDAQ調整時に買ったグロース系銘柄がようやく動き出したこと、以前から持っている半導体銘柄が好調、そして円安効果によって3月もどうにかプラスでした。この3か月は、昨年に引き続いて出来過ぎと思います。
アメリカの3回目の給付金は既に振り込まれているようですし、バイデンの大型インフラ整備法案も概要が発表され、相場は今後の景気回復を相当程度織り込んだものと思いますが、増税という悪い話はあまり織り込んでいないように見えます。
この1年間の阿波踊り状態を考えれば、この先の株価上昇率は、さほど高いものにはならないという前提で、大きな期待は持たずに粛々と自分のトレードスタイルを維持することが得策ではないかと感じられます。
私の場合は米国株が基本長期保有、日本株はスイングトレードです。
コインベースの上場が4月14日と発表され、ビットコインには先回り的な買いも発生して、底堅く推移しているように見えます。
コインベース株はホットディールが予想されているので、ビットコインとの相乗効果によるお祭りが来るなら、今年最大の売り場になるだろうという想いは変わっていません。
冷静になれば、ビットコインは高過ぎます。皆が冷静でないのは、コロナのせいです。
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