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May 29, 2021

今週の相場(5/28)時点

今週のDOWは+0.9%、NASDAQは+2.1%、日経平均は+2.9%。

NY市場は来週月曜がメモリアルデー(亡くなった兵士を追悼する日)で休場のため、セル・イン・メイが一足先に終了しました。今月のパフォーマンスを振り返っておくと、DOWは+1.9%、NASDAQは1.5%安、日経平均はあと1日ありますが、+1.2%となっており、先月に引き続いて日経平均はDOWよりも劣勢で終わりそうな展開です。

米長期金利は1.62%→1.59%と低下し、ドルインデックスは90で変わらずですが、ドル円は108円90銭→109円80銭台と、なぜか1円ほど円安が進みました。ユーロドルに大きな変化は無いので、ドル高ではなく円安という理解になりますが、金利差の拡大を伴わない円安は珍しい気がします。

通貨の世界の強弱に関しては、先月テーパリングを発表したカナダドルが資源高の恩恵も受けて先頭を走っており、来年半ばから利上げに動く可能性を明らかにしたニュージーランドが二番手というレース展開の感じです。

肝心のアメリカに関しては、FRBが雇用情勢を考慮してギリギリまで緩和姿勢を継続したい意向が強く示されており、4月のPCEデフレーターが前年比+3.6%という強気の物価指標等にも関わらず、パウエル議長はテーパリングに触れることを避け続けています。

4月の雇用者増加数が期待外れに少なかったのは、失業給付の上乗せによって低賃金労働者が職場復帰せずに休み続けていることが主因と見られていますので、弱者に優しい財政出動が逆にFRBの政策選択肢を狭めているとも言えますが、いずれにせよ市場はテーパリング発言がいつ出て来るのか身構えており、8月のジャクソンホールや9月FOMC辺りでは、その警戒心がMAXになるのではという見方が有力視されています。

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May 23, 2021

今週の相場(5/21時点)

今週のDOWは0.5%安、NASDAQは+0.3%、日経平均は+0.8%。

米長期金利は1.63%→1.62%とほぼ変わらず、ドルインデックスは90.3→90、ドル円は109円30銭→108円90銭と、株も為替も小動きでした。

先週、ビットコインは材料難で停滞するだろうと書きましたが、実際には急落しました。

米中での規制強化の動きもあり、19日には一気に30%も下落。取引所により多少の差はありますが、先月高値からの推移としては700万→320万→400万円といった感じになっています。

ビットフライヤーもコインベースも一時取引が出来ず、トレードインフラの脆弱性も下げに拍車をかけたものと思われます。

そもそもビットコインは本質的な価値の判断が難しいので、テスラがスクウエアが機関投資家がーと、強気になれば上げ止まらず、逆に弱気になりだすと下げ止まらないのは当然です。現在の水準でも、売り買いどちらに有利なのか、見極めは不可能です。

株式相場は仮想通貨全般の大きな調整の影響を受け、DOWもNASDAQも一時は先週比で3%近く下落しましたが、金曜時点で下げ分は概ね取り戻しました。また、既に一定の調整が進んでいたNASDAQやグロース銘柄の方が、リア充銘柄よりも下げ渋りが見えたという印象でした。

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May 15, 2021

今週の相場(5/14時点)

今週のDOWは1.1%安、NASDAQは2.3%安、日経平均は4.3%安。日米のパフォーマンスの差はまた広がりました。日経平均は2000円下がって600円上がるという、まるでデッド・キャット・バウンス状態です。

日本政府内の無能な働き者が過剰な行動規制という愚策に動くたび、経済が疲弊を重ねていることを株価は反映しています。

米長期金利は1.58%→1.63%へ上昇、ドルインデックスは90.2→90.3、ドル円は108円60銭→109円30銭と、金利上昇でドル高でした。

先週、市場のテーパリング懸念について触れましたが、早速今週は4月の米消費者物価指数が前年比+4.2%と大幅上昇したことで長期金利が一時1.7%を超えて上昇し、株安を招きました。
週前半、DOWは3.5%安、NASDAQは5.3%も下落。その後、金利上昇が一服してやや落ち着いたものの、総じて下落の週となりました。

アメリカの消費者物価指数を押し上げた主因の一つは中古自動車価格で、前月比10%アップ、前年同月比21%アップです。

昨年、事業規模を縮小したレンタカー会社が、慌てて「玉」を買い漁っているのが背景と言われており、折しも半導体不足で新車供給がスローダウンしているために中古車オークションに殺到していると報道されています。

従って、この要因は一時的なものと判断されますが、全体としてインフレがFRBの言うように一時的なのかどうかは意見が対立しており、一貫して長期停滞論を唱えてきたローレンス・サマーズは、「インフレに神経質にならざるを得ず、米金融当局は非常に緩やかなシナリオを見込んでいる様子だが、全く信頼できない」と語っています。

当面の相場は、インフレ指標に揺れるかもしれませんが、そもそも株式はインフレに強い資産とされているので、まだまだ良いところ取り相場の継続に期待するようなムードも感じられます。

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May 09, 2021

今週の相場(5/7時点)

今週のDOWは+2.7%、NASDAQは1.5%安、日経平均は+1.9%。割高過ぎるNASDAQのIT銘柄は、決算が良くて当たり前で、悪ければ叩き売られています。良いニュースが出るほど、金融緩和策の縮小や金利上昇に目が向きやすくなっているという解説もあります。

米長期金利は1.63%→1.58%へ低下、ドルインデックスは91.3→90.2、ドル円は109円30銭→108円60銭と、金利に合わせてドル安でした。

4月の米雇用統計は、市場予測(100万人程度)を大きく下回って26万6000人増。失業率も6.1%と0.1ポイント悪化。

失業保険の上乗せによって、例えばカリフォルニアでは、失業手当が週750$、時給15$で働いて600$なので、低賃金労働ほど人が集まらないという状態になり、ばら撒き過ぎが顕著に雇用統計に現れました。

即ち、一見悪いように見える雇用統計ですが、ばら撒き過ぎが無ければ就業者数は大きく増えていたはずですから、実は良いニュースであり、良いニュースなら金利上昇で株は売られることも想定されましたが、見かけは悪いニュースだったので金利が下がって株は買われるという、スーパー良いところ取り(?)の結果と見ることも出来そうです。

金あまりによる資産バブルの象徴がドージコインの上昇で、この1週間で2倍。冗談コインがイーロン・マスクの支援を受け理屈を凌駕するというのは、正にマネーじゃぶじゃぶの結果と言えそうです。

こうした理屈を超えたジャブジャブ相場では、PERとか面倒な指標の無いコモディティほど上がりやすくなり、銅は今週も+6%、一ヶ月では+17%ですし、材木先物価格は1ヶ月で50%以上の急騰です。

銅の最大需要国は中国で、今や世界の半分を占めると言われていますが、その中国は景気の過熱や更なる不動産バブルを懸念している状態ですから、流石のドクターカッパーも誤診しているのではないかとの声もあります。

とはいえ、ドージコインの急騰に比べれば、まだしも理屈で説明できるのがコモディティ相場の上昇ですから、当分は最高値圏での推移が続くとの見立ても有力です。

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May 02, 2021

今週の相場(4/30時点)

今週のDOWは0.5%安、NASDAQは0.4%安、日経平均は0.7%安。DOW、NASDAQは2週連続、日経平均は4週連続の下げと、上昇エネルギーは細っています。とは言え、月間では、DOWが+2.7%、NASDAQが+5.4%、日経平均は1.3%安ですから、日米の差は際立ってきています。

米長期金利は1.56%→1.63%と上昇、ドルインデックスは90.8→91.3と金利に合わせて上昇、ドル円は107円80銭→109円30銭とドル高円安でした。

コロナ対策で効果の無い愚策を連発し、医療リソースを上手く使えず、五輪についても決断ができないグダグダ日本にふさわしい日本株の4週連続安。3万円は通過点ではなく、ピークアウトのサインでした。

但し、米国株でも、好決算ながら売りという銘柄が目立つようになりました。

アマゾンは、予想EPS9.54$に対して15.79$でしたが、翌日はマイナス0.1%。アップルは、予想EPS0.98$に対して1.4$でしたが、その後の2日で2%安。マイクロソフトは、予想EPS1.78$に対して1.95$でしたが、決算後4%安。

ツイッターは、4割も売り上げを伸ばしたものの、アクティブユーザー数が1億9900万人と、予想の2億人に僅かに届かなかったため(?)、15%も下げました。

「Sell in May」だからなのか、真の期待値はもっと大きかったのか、将来を悲観しているのか、単に株に飽きたのか。

いずれにせよ投資家の気持ちには変化が生じ、過熱感が減じてクールになっています。

上記3銘柄のPERを確認しておくと、直近四半期EPSを4倍した単純計算で、アマゾンが55倍、アップル23倍、マイクロソフト32倍です。

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