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May 15, 2021

今週の相場(5/14時点)

今週のDOWは1.1%安、NASDAQは2.3%安、日経平均は4.3%安。日米のパフォーマンスの差はまた広がりました。日経平均は2000円下がって600円上がるという、まるでデッド・キャット・バウンス状態です。

日本政府内の無能な働き者が過剰な行動規制という愚策に動くたび、経済が疲弊を重ねていることを株価は反映しています。

米長期金利は1.58%→1.63%へ上昇、ドルインデックスは90.2→90.3、ドル円は108円60銭→109円30銭と、金利上昇でドル高でした。

先週、市場のテーパリング懸念について触れましたが、早速今週は4月の米消費者物価指数が前年比+4.2%と大幅上昇したことで長期金利が一時1.7%を超えて上昇し、株安を招きました。
週前半、DOWは3.5%安、NASDAQは5.3%も下落。その後、金利上昇が一服してやや落ち着いたものの、総じて下落の週となりました。

アメリカの消費者物価指数を押し上げた主因の一つは中古自動車価格で、前月比10%アップ、前年同月比21%アップです。

昨年、事業規模を縮小したレンタカー会社が、慌てて「玉」を買い漁っているのが背景と言われており、折しも半導体不足で新車供給がスローダウンしているために中古車オークションに殺到していると報道されています。

従って、この要因は一時的なものと判断されますが、全体としてインフレがFRBの言うように一時的なのかどうかは意見が対立しており、一貫して長期停滞論を唱えてきたローレンス・サマーズは、「インフレに神経質にならざるを得ず、米金融当局は非常に緩やかなシナリオを見込んでいる様子だが、全く信頼できない」と語っています。

当面の相場は、インフレ指標に揺れるかもしれませんが、そもそも株式はインフレに強い資産とされているので、まだまだ良いところ取り相場の継続に期待するようなムードも感じられます。

コモディティ相場は、やや落ち着きました。金、銀、銅、石油は前週とほぼ変わらず。コーンは16%も下落し、材木先物価格も18%下落。極端に投機的な資金は逃げ出したものと思われます。

そもそもSell in May は、季節が良くなったので株は売って外に出ようという心理とも言われますが、今年は特に異例の長期的巣ごもりからの脱出という側面があるので、通常よりも強力なSell in Mayでも不思議ではありません。

Fear & Greed Index は40と、1年前と同じ水準まで弱気になっており、逆に言えば買いチャンスとも言えますが、これまでのような猿でも儲かる相場の再来は期待できません。

またビットコインは、テスラのイーロン・マスクが態度を急変させ、環境に悪いビットコインでの決済を否定する発言をしたため、週間で10%以上も下落しました。ビットコインが電気を食うことは分かり切っていた話ですが、若年層へのマスクの発言の影響は大きく、相変わらず仮想通貨市場を翻弄しています。

仮想通貨に関しては、パイプライン会社コロニアルの身代金支払いに使われたとの報道もあって、再び悪役扱いの雰囲気が生じており、SECがビットコインETFの早期認可に動くとは考え難く、しばらくは材料難による停滞を予想しています。

個人成績は米国グロース銘柄を中心に先週より悪化し、久々に含み損銘柄も出てきましたが、売り買いはせずに静観中です。

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