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June 12, 2021

今週の相場(6/11時点)

今週のDOWは0.8%安、NASDAQは+1.8%、日経平均は僅かに+7円で、ほぼ変わらず。

米長期金利は1.56%→1.46%と大きく低下、ドルインデックスは90.1→90.5と上昇、ドル円は109円50銭台→同60銭台と変わらずと、先週に引き続いて全般に小動きで、金利とドルの関係も曖昧になってきています。

20以下ならノーマル(?)と言われるVIX指数は15.6と2020年2月以来の低さで、上にも下にも相場が大きく動く可能性は低くなっています。

10日にアメリカの5月CPIが発表されましたが、前年比+5%と大幅高。しかしながらこれを受けて長期金利は大きく低下して、節目の1.5%を割り込みました。

物価上昇の内訳は、航空運賃が+24%、中古車は+30%と、どうみても持続性に乏しいと思われる急騰が数字を押し上げています。
また、前年5月のCPIは前年比+0.1%と近年では最も低く、年2%は物価が上がるのが当たり前のアメリカとすれば、昨年の0.1%はマイナス2%くらいのインパクトでしょうから、そこからの反動高という面も大きいというのが市場の判断でしょうか。

現在、市場が織り込んでいる10年インフレ期待率(BEI)は2.3%前後ですから、比べて1.4%台の長期金利は低いように見えますが、それでも日本のように金利の無い国から見れば買う意味があるようで、財務省の集計によると、日本の投資家は海外の中長期債を4~5月で約2700億円買い越ししています。

コモディティ市場も全般に静かになってきました。今週上昇が目立ったのは+6%の天然ガスで、アメリカでは熱波が予想されており、冷房需要の増加が見込まれていると解説されています。

VIX指数の低下が示すように、相場は殆どの要素を既に織り込んだ凪状態と言えそうで、「ただいま休憩中」の雰囲気が濃厚です。

早めの夏休みを取るファンドマネージャーも出てきているのか、米国市場の取引高も減っており、また個人投資家も、ネクラな投資よりも夏の旅行予約やビーチでのレジャーに割く時間が増えているものと想像されます。

なにしろアメリカでは、まずはレンタカーを確保しないと旅行の予定が立たないという状態と報道されており、ちなみに、ハワイの7月のレンタカーを自分で検索してみましたが、そもそも借りることのできる車が殆ど出て来ない状況でした。

日本株は、業種別で見ると海運が+7%、空運と不動産が+3%と、景気敏感のオールドエコノミーの復活期待が少し目立つくらいで全般的には閑散。医薬品の+6%はエーザイの特殊事情があるので、あまり参考になりません。

ビットコインは、FBIによる身代金取り戻しやエクアドルの法定通貨採用といったニュースで振れてはいるものの、結局は3万5000$近辺に重力がありそうな展開で、こちらも宴の後の脱力状態といった感じでしょうか。

ボラを望む投資家からは、ため息が聞こえてきますが、それでもNASDAQはじわっと上がっていますので、今月は若干プラスで推移しています。

相場が動き始め時の勘を失わないように、しばらくはポチポチ病は封印したうえで観察中ということになりそうです。

 

 

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