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June 06, 2021

今週の相場(6/4時点)

今週のDOWは+0.7%、NASDAQは+0.5%、日経平均は0.7%安。

米長期金利は1.59%→1.56%と低下、ドルインデックスは90→90.1とあまり変わらず、ドル円は109円80銭台→109円50銭台とやや円高と、結局は全て小動きでした。

5月の雇用統計は、就業者数が55万9000人増と、4月の27万8000人からは倍増したものの、予想の中央値(65万人程度)は下回ってドルは売られました。失業率は5.8%と0.3ポイント低下。賃金は前年比で+2.0%と前月の0.4%から急拡大しています。

現在のアメリカのインフレは、急回復する需要に供給サイドが追い付かないことが原因となっていることが多く、新車不足によるレンタカー料金の高騰や、従業員の不足によるホテル再開の遅れが一部宿泊施設の料金を押し上げているといった例が報告されています。

従って、雇用者数の伸びが期待ほどではないことは、供給サイドの制限が継続してインフレ要因と見ることも可能ですが、相場の反応としては、強過ぎない雇用の伸びはFRBの金融緩和政策の終了を早めないという解釈で長期金利が低下し、グロース銘柄を中心に株は買われました。好決算のドキュサインが金曜日に20%も上昇したのが典型例です。

政治的な側面としては、多すぎる失業給付割増金が就業意欲を損ねているとの批判は多く、共和党が知事を務める全米の半数の州において、給付金の割り増しを前倒しで中止し、代わりに就職祝い金を支給するような変更が行われていると報道されています。

いずれにせよ雇用統計が、市場が恐れるテーパリングの開始時期について強い影響を与えそうな内容では無かったことは、株式市場に好ましい結果であったとは言えそうです。

コモディティ相場を見る限り、インフレ懸念は強いように見え、今週はエネルギー関連の上昇が大きく、夏場の需要拡大を睨んでWTIは先週の66$台から69$台まで上昇。東証の週間業種別成績でも鉱業が首位でした。

日経平均は、先週の+2.9%の反動で反落したものの、景気敏感関連や経済正常化期待銘柄群は好調で、今週は三越伊勢丹が+9%、マツダが+7%、IHI+11%、日本郵船+8%など。また、時価総額首位のトヨタが+9%で、1万円間近なのも話題です。

こういった銘柄に絞った日本株投資家は好成績とのブログも見られますし、ワクチン接種の進展だけを見て買ってくるような単細胞投資家もいるかもしれないので、日本株にもワンチャンスがあるかもしれないと思い、少し指値買い注文を出したりしつつ、眺めています。

 

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