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July 31, 2021

今週の相場(7/30時点)

今週のDOWは0.4%安、NASDAQは0.1%安、日経平均は1%安。日本株は嫌われており、7月の下げは5%、もっと嫌われている中国株(ハンセン指数)は今月10%安でした。

これに関しては、日本の成長の源泉が中国経済なので、親亀の中国経済への懸念が子亀の日本株離れに繋がっているという面もあるでしょうが、加えて日本固有の問題点も存在すると私は考えます。

米長期金利は1.28%→1.22%と更に低下、ドルインデックスは92.9→92.1と金利に追従して下げ、ドル円は110円50銭→109円70銭とドル安方向です。

FOMC後の記者会見でFRBのパウエル議長は、テーパリング開始について「今後複数の会合で協議する」と語り、早期のテーパリングは遠のいたとの観測で金利は低下したと解説されています。

また、4~6月期の米GDP速報値は前期比年率で6.5%増と市場予想の8.4%増を下回り、また6月のPCE価格コア指数は、前年比3.5%上昇と高水準ではあるものの、市場予想の3.7%を下回り、金利上昇を呼び込むには至りませんでした。

総じて債券為替相場は株式投資に優しい環境だったとも言えそうですが、株式指数は投資家の様子見姿勢を示しているように見えます。

肝心の企業業績への陰りも見られます。

アマゾンの決算はガイダンスが悪く、30日の相場で8%近く売られました。写真共有サイトのピンタレストは、ユーザーアクティビティの伸び率が大きく鈍化し、同じく18%のマイナス。

巣ごもりから抜け出すピークデジタルが現実のものとなる可能性に、投資家はいささか怯えているようです。

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July 25, 2021

今週の相場(7/23時点)

今週のDOWは+1.1%、NASDAQは+2.8%、日経平均は1.6%安。DOWもNASDAQも史上最高値となり、反省は僅か1週間で終わりました。

米長期金利は1.3%→1.28%に低下、ドルインデックスは92.7→92.9に上昇、ドル円は110円10銭→同50銭近辺に上昇。

22日に発表された週間の新規失業保険申請件数は前週比5万1000件増の41万9000件と予想外の増加となり、債券為替市場はややリスクオフ方向に動いたようにも解釈されますが、株式市場は好調な4-6決算がメイン材料となり、金利が大きく動かないことは歓迎ムードということかもしれません。

そもそも先週の反省ムードは、何をどう反省したのか明確ではなく、むしろ自然な押し目は買いのチャンスとばかり、まだまだ強気ムードが市場を支配している様子です。

ITグロース系も概ね好調で、スクウエアバンキングを発表したスクウエアの+11%が目を引きました。

半導体(SOX)指数も+4.3%と反発しましたが、個別には二極化が見られ、AMDが+7%、エヌビディアやアプライドマテリアルズが+8%に対し、インテルが4%安、テキサスインスツルメンツが木曜日に5%以上下落するなど、以前よりも勝ち負けがハッキリしてきた印象です。

また、主要株式指数が史上最高値の中、SOX指数は先月高値を超えておらず、このセクターが今後も上昇トレンドを維持できるのか、やや疑問が生じている状況ではないかと感じられます。

コモディティ市場では、天然ガスが+10%、コーヒーが+19%が目立ちますが、金・銀・銅は比較的小動きでした。

中国政府による大手IT企業への圧力が中国株の重しとなってる中、今度は教育機関による個別教科指導を禁じるなど、中国共産党は思想教育面での規制を強め、経済よりも政治の姿勢を鮮明にしており、MSCIチャイナ・インデックス・ファンド(MCHI)は今週4%の下げ。

中でも売り込まれたのは、TALエデュケーション・グループで、金曜1日だけで20$台から6$に急落してマイナス70%。

2週間前、DIDIの急落を受けて、「米国上場の中国系企業には近寄らないことが一番です。」と書きましたが、そのとおりの結果となりました。

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July 18, 2021

今週の相場(7/16時点)

今週のDOWは0.5%安、NASDAQは2%安、日経平均は+0.2%でした。

米長期金利は1.36%→1.3%に低下、ドルインデックスは92.1→92.7に上昇、ドル円は110円10銭近辺で変わらず。
相場には景気回復スピードへの反省ムードが広がり、金利が低下してドルへの避難ムードが高まりました。

株式市場では今月初め以降、小型株指数のラッセル2000が下げを先導しており、炭鉱のカナリアとなっている可能性が指摘されています。

台湾セミコンダクター(TSM)の決算。EPS、売上ともに予想以下で、営業マージンもミスして、今週は4%下落。下げは他の半導体関連に広がり、SOX指数は同じく4%の下げ。あまりに半導体不足への懸念が広がったため、現在の発注状況が水増しされている可能性も示唆されており、半導体の雄であるエヌビディアは9.4%もの下げです。

トラベル系にも反省が広がり、高級クルーズを手がけるノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCLH)は16%安。モルガン・スタンレーによる、クルーズ業界の回復は早くても2022年前半になるだろうとのレポートが材料視されているとの意見があります。

決算自体は悪くなかったデルタ航空が6%以上の下げ。
宇宙旅行に成功したヴァージンギャラクティックは、増資が嫌気されて4割も下げ、宇宙銘柄への物色心理を悪化させました。

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July 11, 2021

今週の相場(7/9時点)

今週のDOWは+0.2%、NASDAQは+0.4%、日経平均は3%安。小じっかりの米国株に比べ、日本株は明らかに避けられています。

米長期金利は1.43%→1.36%に低下、ドルインデックスは92.2→92.1とほぼ変わらず、ドル円は111円→110円10銭台と円高。

米長期金利は一時1.25%まで低下し、リスクオフ気分から円ショートが一部解消された印象です。

米国経済指標としては、ISM非製造業総合景況指数が前月の64から60.1に低下したことや、週間の新規失業保険申請件数が37万3000件と、前週の37万1000件から2000件増加し、市場予想の35万件を上回ったことなど、やや景気回復への楽観を戒めるような数値が出たことで警戒心が現れたものの、過度の悲観を裏付けるような根拠も無く、週末にかけて米国株は買い戻されました。

来週からは、米国の4-6決算が相場のメイン材料かと考えられます。

日本株は、またもなんちゃって宣言か、という過剰な経済圧迫対策への嫌悪感もさることながら、正気を失ったような「禁酒対策発言」など、一部閣僚の愚かさが改めて露呈したことも株売りの背中を押しました。

また、米長期金利の急低下には、「日本、緊急事態、五輪無観客」の見出しによって機械的なプログラム売買が、安全資産としての米国債買いで反応したことも一因であることは否定できないようで、相場のかく乱要因としての日本は健在のようです。

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July 04, 2021

今週の相場(7/2時点)

今週のDOWは+1%、NASDAQは+1.9%と最高値を更新し、日経平均は1%安。6月を振り返ると、DOWと日経平均がほぼ変わらずに対して、NASDAQは5.5%高と、金利安定でグロース株に資金が入ったという印象でした。

米長期金利は1.52→1.43%に低下、ドルインデックスは91.8→92.2と上昇、ドル円は110円70銭台→111円とやや円安。長期金利低下でもドル高でした。米国2年債金利が先月の0.15%から0.23%まで上昇しているので、それに呼応した動きとの解説も見られます。

6月の米雇用統計は雇用者数が85万人増と、5月の58万3000人増から伸びが加速し、予想の70万人を上回りました。

増加した雇用の内訳は、34万人がレジャーやホスピタリティ関連で、うち19万人が飲食店。雇用回復の最大の障害(?)とも言われた失業給付の割り増しに関しては、既に全米の半分25州において前倒しで中止になっていますから、今後もサービス関連の雇用は戻ってくると思われます。

労働参加率は61.6%で変わらずなのに、失業率は5月の5.8%から悪化して5.9%という、細かい点では「なんで?」の部分もあった数値でしたが、発表後に長期金利もドルインデックスも低下。

まあまあ予想の範囲の結果であり、3連休前の米国市場では、好結果を前提にして事前に買われていたドルが売られ、売られていた債券が買われた、といったところでしょうか。ドル円も、111円60銭台までスルスル上がっていましたが、週末は111円ちょうど近辺まで戻りました。

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