« 今週の相場(6/25時点) | Main | 今週の相場(7/9時点) »

July 04, 2021

今週の相場(7/2時点)

今週のDOWは+1%、NASDAQは+1.9%と最高値を更新し、日経平均は1%安。6月を振り返ると、DOWと日経平均がほぼ変わらずに対して、NASDAQは5.5%高と、金利安定でグロース株に資金が入ったという印象でした。

米長期金利は1.52→1.43%に低下、ドルインデックスは91.8→92.2と上昇、ドル円は110円70銭台→111円とやや円安。長期金利低下でもドル高でした。米国2年債金利が先月の0.15%から0.23%まで上昇しているので、それに呼応した動きとの解説も見られます。

6月の米雇用統計は雇用者数が85万人増と、5月の58万3000人増から伸びが加速し、予想の70万人を上回りました。

増加した雇用の内訳は、34万人がレジャーやホスピタリティ関連で、うち19万人が飲食店。雇用回復の最大の障害(?)とも言われた失業給付の割り増しに関しては、既に全米の半分25州において前倒しで中止になっていますから、今後もサービス関連の雇用は戻ってくると思われます。

労働参加率は61.6%で変わらずなのに、失業率は5月の5.8%から悪化して5.9%という、細かい点では「なんで?」の部分もあった数値でしたが、発表後に長期金利もドルインデックスも低下。

まあまあ予想の範囲の結果であり、3連休前の米国市場では、好結果を前提にして事前に買われていたドルが売られ、売られていた債券が買われた、といったところでしょうか。ドル円も、111円60銭台までスルスル上がっていましたが、週末は111円ちょうど近辺まで戻りました。

日本株の成長は中国次第でしょうが、その中国は、政治も経済も「引き締め」に動いており、日本株上昇へのドライバーとは成り得ない状況と言えそうです。今週、コマツの小川社長が、中国の建設機械需要について「足元で想定よりも落ち幅が大きい」と発言されたことは、日本の投資家にとって重要視すべき材料と思います。

日本社会は、ぐるぐると同じところを廻って前進しないノロマな社会であり、物価も賃金も停滞しています。海外から見て、日本株は長期的投資対象ではない一方、日本企業が買い叩くべき買収対象となっているというのが正しい認識かと思います。

米国株はじり高傾向が続いていますが、半導体大手のマイクロンが好決算にも関わらず、5%ほど売られました。但し、SOX指数は上昇しており、半導体事業の環境には強弱感が対立している気がします。DRAM等の価格は8月がピークではないかという見方がある一方、半導体不足はまだ数年続くとの声もあり、今後の業界動向が注目されます。

また海運・港湾株にも下げが目立っており、ロサンジェルスでの港湾処理も混雑が解消し始めているとの情報もあるので、作業人員不足など供給サイドのボトルネックで価格が上がっていた業種全般に、そろそろ注意が必要かもしれません。失業者の現場復帰が進むに連れて供給能力が増大し、物価が安定してくるというのが、FRBにとっても投資家にとっても良いシナリオと言えそうです。

|

« 今週の相場(6/25時点) | Main | 今週の相場(7/9時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 今週の相場(6/25時点) | Main | 今週の相場(7/9時点) »