今週の相場(8/27時点)
今週のDOWは+1%、NASDAQは+2.8%と元気でした。日経平均は+2.3%ですが、先週3.4%下落していますし、依然として50日線の下にあります。
米長期金利は1.26%→1.31%とやや上昇、ドルインデックスは93.4→92.7とやや下降、ドル円は109円80銭近辺で変わらず。金利為替市場に大きな波は立たず、株は上昇しました。
ジャクソンホール会議は1週間前に対面方式からオンラインに変更されました。その時点で、感染を恐れつつタカ派的な発言をすることは整合性を欠くだろうとの解釈が優勢となり、実際にテーパリングを急ぐような発言は無く、「年内開始が適切になるとみていた」と過去形で触れられました。
結局テーパリング開始は年内ではあるものの経済指標次第であり、「11月発表・12月開始」が市場のコンセンサスだろうとも解説されています。
アフガニスタンでは、カブール空港での自爆テロや周辺での銃撃戦があり、米軍関係者13人を含む170人あまりが死亡しました。犯行は、ISISの分派であるISIS-Kと見られており、アフガン以外でのテロ発生の可能性の高まりや、バイデン政権への批判による政策決定への影響などが懸念されますが、相場はひとまず目の前のテーパリングリスクの軽減に反応しました。
金曜引け後、後払いサービスを展開するアファーム(AFRM)がアマゾンとの提携を発表。時間外でアファームの株価は35%も上昇しています。クレジットカードを使わなくてもアマゾンでの購入を後払いすることが可能になれば、個人消費を強く刺激する効果が期待できると同時に、中長期的には隠れた負債が積み上がっていくという心配も同時にあります。
今月のニューヨーク連銀の発表によると、今年第2四半期の家計債務は前期から3130億ドル(約34兆円)、率にして2.1%増加し、増加額は2007年以降で最も大きく、増加率も過去7年半で最大と報告されています。
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