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November 07, 2021

今週の相場(11/5時点)

今週のS&P500は+2%、NASDAQは+3%、日経平均は+2.5%。NASDAQが10日続伸、S&P500も7日続伸で史上最高値です。

米長期金利は1.56%→1.46%に下げ、ドルインデックスは94.1→94.2と僅かに上昇、ドル円は113円90銭→113円40銭と下げ。米国金利は全般に下げ、ドルを積極的に買う動きはひとまず静かになりました。

10月の米雇用統計は、雇用者数が53万1千人と予想の45万人を上回り、8月分は+366千人→483千人へ、9月分も194千人→312千人と上方修正。失業率は4.8%→4.6%に低下。賃金は前年同月比+4.9%と予想どおり。労働参加率は61.6%と前月から横ばいで、労働市場の逼迫感は継続していそうです。

労働市場の背景としては、失業給付の増額が9月で終了して仕事を再開する人が増えたことが指摘されており、業種別雇用者数で最も増えたレジャー・接客業は16.4万人増と9月の8.8万人増から拡大しています。比較的低賃金であるだけに、働かずには食えない層が職場に戻ってきたと思われます。

雇用者数は毎月50万人程度増えていれば、概ねFRBの金融政策に大きな変更を与えないだろうと言われており、過度に利上げへのテンションを高めない適温の結果だったことから、発表後の長期金利は1.5%台から1.4%台へと低下して株高を支援しました。

9~10月に比べて11~1月は株価が上がりやすいと言われていますが、正にそのアノマリーどおりの展開となっています。

但し、決算は重要で、例えばフィットネス器具販売のペロトンは1日で35%下落、オンライン不動産データベースを運営するZillow Groupも同じく25%下落、モデルナは週間で31%下落しています。

全体の地合いが良いだけに、外れを引くと相当落ち込む状態になりそうです。

セクター的には、百貨店や航空会社などリア充系の上昇が目立ちました。

メーシーズが+18%、デルタ航空が+13%、カーニバルが+12%、エアビーが+18%、イクスペディアが+11%などなど。こうした銘柄群の中には今週、一気に50日線を超えてきたものも目立ちます。

2週間前に、「人を運ぶよりモノを運ぶ方が儲かるだろう」相場と書きましたが、風向きが変わり、輸送株の中でもモノを運ぶUPSなどが下がり、ヒトを運ぶエアラインやレンタカーなどが急激に物色されています。

バルチック海運指数は、ピークの10月上旬から、僅か1ヶ月で半値に急落しており、さしものサプライチェーンの混乱も改善していきそうです。

Baltic20111106

コモディティ市場では原油(WTI)は3%ほど下落しましたが、金は+2%。今週は金鉱株も好調で、バリックゴールドは+7%。金利の低下傾向は金への物色意欲を高めました。

バフェット指数は200%を超え、相場の割高感は否定できませんが、方向性としては明らかにアップトレンドですので、当然ながらショートなどは以ての外。

ババさえ掴まなければ、しばらくは好地合いの恩恵を受けられる可能性が高そうに感じられます。

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